山田洋次監督の91本目となる最新作『TOKYOタクシー』よりメイキング映像とメイキング写真が解禁された。
倍賞千恵子と、『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉が共演する本作。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩な豪華キャストが集結している。

この度解禁されたメイキング映像では、「役者」を何よりも大事にする山田組のアットホームな撮影現場の裏側が映し出される。本作で山田作品への出演が70回目となる倍賞は「私の準備が間に合わないくらい、ものすごく山田さんがエネルギッシュ」と語り、94歳になった今でも第一線で活躍する山田監督の現役ぶりを告白。
『武士の一分』以来19年ぶりの山田組への参加となった木村も「こんな贅沢で、ハートフルな現場はめったにないので、巡り会えたことがラッキー」と山田組は自身にとって特別な場所であることを明かした。
映像では倍賞と木村が山田監督と笑顔でハイタッチする様子や、クランクアップの際に倍賞と山田監督がハグを交わす姿も映し出され、キャストと監督の間には揺るぎない絆があることを感じさせる。
さらに、過酷な人生を歩んできたすみれの若かりし頃を熱演した蒼井優も「毎日が優しさに溢れていて、ピリッとした素晴らしい緊張感もある山田組に戻ってこられたことが、夢のようで幸せです」と語り、スタッフや監督との繋がりを大切にする山田組の現場がキャストから愛されていることが伺える。

倍賞は、『ハウルの動く城』以来21年ぶりの共演で、実写作品では初共演となった木村について「お互いに演技が上手くいくとハイタッチしたりしていました。ものすごい豊かな才能を持ってらっしゃる人で、いろんな引き出しがあるので芝居していてすごい楽しかった」と語り、数々の名演を目の当たりにしてきた倍賞にとっても、その演技力は魅力的であることを告白。
木村も「なかなかOKが出ないにしても、悔しいとかではなく、ノーグッドさえも楽しい。倍賞さんとやらせていただいた一つ一つの工程が楽しかったです」と、山田組で倍賞と過ごす全ての瞬間を楽しんでいたことを明かした。

カメラが回っていない時にも、2人が笑顔で会話を交わす様子も映し出され、撮影を通して信頼関係を築いた2人が、劇中で心を通わせていくすみれと浩二の関係性をどのように演じているのかにも注目だ。
『TOKYOタクシー』は11月21日(金)より全国にて公開。
