大ヒットアニメーションの続編『ズートピア2』。最高のバディとなる2人の出会いを描いた、前作『ズートピア』を振り返る。
前作『ズートピア』は、動物たちが人間のように暮らし、誰もが何にでもなれる楽園を舞台に、ドラマチックでミステリアスな物語を展開。ユニークで多彩なキャラクター、そして現代社会に通じる深いメッセージが多くの観客の心をつかみ、社会現象を巻き起こした。
ディズニー・アニメーション作品としては『アナと雪の女王』以来、初めて世界興行収入が10億ドル、日本円にして1500億を突破。日本でも興行収入76億円超えの大ヒットを記録し、現在も各種映画レビューサイトでディズニー・アニメーション史上最高評価を保持するなど、名実ともに高い人気を誇っている。
「立派な警察官になって、世界をよりよくする」という夢を叶えるため、郊外の町から憧れのズートピアへとやってきたジュディ。警察学校での成績はトップ、やる気いっぱいのジュディだったが、身体が小さく、警察官の同僚たちからも期待してもらえない。
そんな彼女に与えられたのは、駐車違反を取り締まるだけの任務であった。しかし、いつも前向きなジュディは、ボゴ署長に認められようと、1日のノルマを大きく達成しようと奔走。そんなジュディが目にしたのが、巨大なアイスキャンディーを求める“とあるキツネの親子”。
誕生日である子キツネのため、なんとかそのアイスキャンディーを手に入れたいと交渉する親キツネだったが、理不尽な理由から、アイスキャンディーをなかなか売ってもらうことができずにいた。そんな状況に胸を痛めたジュディが警察官として助け舟を出したことで、親子は無事にアイスキャンディーをゲット。だが、そのキツネたちは正体を偽っていたことが判明! ふたりは親子でもなく、親キツネに化けていたニックは、稼ぎのため巧妙な詐欺をはたらいていたのだっだ。
それを知ったジュディはニックを咎めようとするも、ニックは言葉巧みにかわしながら姿をくらましてしまう…。警察官と詐欺師、そんな最悪な関係が2人のはじまりだった。

ニックと出会った後も、引き続き駐車違反の取り締まりに奔走し、見事ノルマをクリアしたジュディ。そんな中、未解決となっている疾走事件の存在を知ったジュディは、その捜索を志願。自らのクビをかけ、48時間以内に解決するという条件つきで任務に挑むことに。
しかし、事件の手がかりはほとんどなく、唯一の頼みの綱は、事件の手がかりを握る詐欺師のキツネのニックだけ。そんなニックを、ジュディが半ば強引に相棒として指名。引き続き捜査にあたることに。聞き込み調査を続け、なんとか手がかりにありついた2人。しかし、事件解決まで一筋縄ではいかず、待ち受けるのは、波乱万丈な出来事ばかり。

ジュディはボゴ署長から、ついにクビ宣告を受けてしまう…。しかし、そんなジュディを救ったのが、まさかのニックの意外な一言。ニックの励ましにより再び自信を取り戻したジュディは、事件解決に向けて立ち上がる。そして2人は、無事に事件を解決。ジュディの誘いを受け、ニックも警察になるのだった!
最新作では、ジュディとニックが警察官として再びバディを組み、様々な事件を解決するため奔走。そんなある日、100年ぶりに街に現れたヘビのゲイリーを追う任務を受けた2人は、とあるパーティに潜入。無事ゲイリーを見つけたと思いきや、なぜかゲイリーと一緒に逃げる展開に。

ゲイリーと行動を共にし始めるも、次第にズートピア誕生の裏に隠された驚くべき秘密に迫っていく…。果たして謎のヘビ・ゲイリーの目的は何か。そして、彼らが姿を消した理由とは?
出会いから一転、様々な試練を乗り越えながら、たしかな絆を紡いでいったジュディとニック。正反対ながらも相性ばっちりなこのバディのその後を描きながら、2人の絆が試される試練も。
最新作でのふたりの物語に期待が高まる。
『ズートピア2』は12月5日(金)より全国にて公開。


