映画『平場の月』より、星野源の書き下ろし主題歌「いきどまり」が流れるスペシャル・ロング・トレーラーが公開された。
原作は、「第32回山本周五郎賞」を受賞した朝倉かすみによる「平場の月」。中学時代の同級生が、時を経て再会。お互い独り身となり、意気投合し、離れていた歳月を埋め、心を通わせていく。発売当初から、映像化権をめぐり30社以上からのオファーを経て、満を持して映画化が実現した。

星野が脚本を読み、ピアノをぽろぽろと鳴らしながら作曲したという主題歌「いきどまり」。まるで、降りそそぐ月明かりのように紡がれるピアノの旋律と儚げな歌声で、交差する青砥(堺雅人)と須藤(井川遥)の思いをより、鮮明に浮かび上がらせ、優しい光で包み込んでいく。

今回公開された映像では、慎ましく平穏に生活する主人公・青砥が「お前、あの時何考えてたの?」と尋ねると、須藤が「夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね、ちょっと」と答えるシーンや、公園で愛おしそうに須藤を見つめる青砥など、未公開の本編映像が観られる。
さらに、須藤にとって青砥が「初恋のキミ」だと明かす須藤の妹・みっちゃん(中村ゆり)や、青砥と共に印刷工場で働く安西知恵(椿鬼奴)らとの微笑ましいシーンなど、2人の日常を取り巻く人々も登場。2人の恋の満ち欠けと歌詞がリンクする、ほろ苦くも希望の余韻を残す映像だ。
そして「いきどまり」は、11月14日(金)0時に配信開始が決定した。
『平場の月』は11月14日(金)より全国東宝系にて公開。


