※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

「圧倒的な存在感」「狂気が忘れられない」類家、スズキタゴサクの接戦の結果は…『爆弾』印象的なキャラクターランキング

シネマカフェでは、「映画『爆弾』で印象的なキャラクターは?」と題して、読者アンケートを実施。今回、その結果をランキング形式で紹介。

映画 邦画ニュース
注目記事
『爆弾』©呉勝浩/講談社 ©2025映画『爆弾』製作委員会
『爆弾』©呉勝浩/講談社 ©2025映画『爆弾』製作委員会 全 9 枚
拡大写真

シネマカフェでは、「映画『爆弾』で印象的なキャラクターは?」と題して、読者アンケートを実施。今回、その結果をランキング形式で紹介。

本作は、呉勝浩のベストセラー小説の映画化。爆破を予知した謎の男と爆弾の在りかを探す警察との取調室で行われる先読み不能の攻防が描かれる。興行収入は10億円を突破、「報知映画賞」の主要部門に多数ノミネートもされている。

今回のアンケートでは、主要人物7人に絞って実施した。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

第1位 類家/山田裕貴

今回1位にランクインしたのは、本作の主人公で、警視庁捜査一課 強行犯捜査係の刑事・類家。クセ者にして切れ者で、交渉人として謎の男・スズキタゴサクと真っ向から対峙する。

今回行ったアンケートでは、「タゴサクもかなり狂気的なキャラクターだが、類家が対峙してからのゾクゾク感は言い表せなかった。正面でやり取りをし始めてからの目の奥の狂気が忘れられない」、「頭脳明晰だけど、風貌、挙動、仕草に特徴があり、変わり者との表裏一体な人格に惹かれる。はじめは冷静沈着な様子だが、爆発予定時刻が迫るなか、徐々にタゴサクへの怒りが湧き上がり、感情がむき出しになって爆発していくその変化がとても人間くさい。にやにやしながらズバッと心に刺してくる一言に、思わず自分もにやっとしてしまう」、「頭が良すぎて達観しているゆえに、人のことを見下すような悪い人間に思えるけれど、確かに清宮さんや等々力のことを信頼していたり、刑事として熱い部分もあるのがかっこいいから」。

「刑事を次々と翻弄して喰っていく化け物のような男を目の前に、腕をだらっと机に乗せて、時々笑って飄々と話す姿には痺れました類家の取り調べをもっともっと観たいです!」、「演技の仕方がもう原作に出てくる類家の想像してたものそっくりでした。特に佐藤二朗さんと対面した時の心理戦とても面白く、少し不気味さを感じさせられました」と絶賛のコメントが多数寄せられた。

第2位 スズキタゴサク/佐藤二朗

続く2位は、類家が対峙するスズキタゴサク。爆弾の存在を予告しつつ、刑事たちの取調べを巧みにかわし、突如として謎めいたクイズを出題する謎の男。

読者からは、「圧倒的な存在感。鑑賞中、何度も呑まれそうになった。日本映画史に残るサイコパス」、「タゴサクと自分が対話をしていて他の登場人物が自分の理性、葛藤、怒りを表しているように感じた。こんな映画体験は初めてだった。佐藤二朗さんの底しれない表現力に脱帽」、「映画の中の類家やその他警察官をその巧みな話術で翻弄していき、時には自分の意のままに人を操りダメージを与えていく。怖さ、不気味さの上に頭の良さが垣間見えて映画を見終わっても結局はスズキタゴサクとはどんな人間なのか全く分からなかったのが凄いから」。

「不気味で、頭の回転がよくて、ちょっとかわいさもあって目が離せないです」、「怒りや絶望や悲しみ、負の感情が全て感じられた心の奥底が感じられる演技で素晴らしかった今まで感じた事のない感情だった本当に素晴らしい演技だった」などと、佐藤の怪演に思わず言葉を呑んだ人が多数。


3位以降はこちら。

第3位:等々力/染谷将太

スズキタゴサクの過去を追う所轄の刑事。

▼読者の声
・みんな人間くさいんだけど…信頼してる人がこんなことしてたら、私もどうにかしていかに正当化しつつ隠していけるか、を考えると思う。そんなところに人間と、紙一重のような生々しい怪物性を感じたから。
・あのスズキタゴサクを無邪気と称した等々力が印象的すぎました。類家と等々力のコンビでスズキと対峙するとこもみたかった
・スズキタゴサクも好きだった人物だし。作品のキーポイントになる台詞は等々力警部だから。

第4位:矢吹/坂東龍汰

倖田の相棒で交番勤務の巡査長。

▼読者の声
・伊藤沙莉さんとのコミカルな掛け合いと、正義感、思いやりの部分がグッときました。
・表面的には明るいキャラクターに見えますが、その内に秘める燃えるような向上心や嫉妬心、など熱い思いが台詞だけでなく坂東さんの表情や目の奥から痛いほど感じました。坂東さんの演技の奥行きが素晴らしかったです!
・緊張の糸が張りきった展開の中で 軽い空気の芝居がスパイスのように効いていました。

第5位:倖田/伊藤沙莉

東京のどこかに仕掛けられた爆弾を追いかけ奔走する、交番勤務の巡査。

▼読者の声
・タゴサクに向かって行く姿がカッコ良かった憎しみが手に取る様に分かる表情と演技力圧巻
・暴走する矢吹に付き合ったり、タゴサクに身一つで飛び込んだり、無鉄砲に見えて何故かイラつかない。かっこいい女性キャラクター。

第6位:清宮/渡部篤郎

類家の上司。同じくスズキタゴサクと交渉する。

▼読者の声
・タゴサクに冷静に向き合っていた清宮が取り乱すときの表情やキャラクターにあったスーツの着こなしとてもセクシーでした。
・最初はクールだったのにスズキに負けて泣き崩れたところが最高でした

第6位:伊勢/寛 一 郎

スズキタゴサクの見張り役を務める刑事。

▼読者の声
・どの役も良かったですが、伊勢刑事の事件や自分の立場に対する焦りやタゴサクへの反応だったり葛藤がとても繊細に描かれていて、一番人間らしく愚かな部分も含めて感情移入出来ました。素敵でした。
・ピリついた伊勢が食われていく様が哀れで虚しく、それでもタゴサクにむけて殺意を燃やし噛み付いていく、敵意を持って求めてしまう姿が印象に残りました

※清宮&伊勢は得票数同じでともに6位

※本アンケートは、読者の皆様の「作品・登場人物への関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どの登場人物・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品を知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。

『爆弾』は全国にて公開中。


《シネマカフェ編集部》

特集

この記事の写真

/

関連記事

【注目の記事】[PR]