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【インタビュー】水上恒司×木戸大聖×綱啓永×JUNON 未来を担う彼らが今「守りたいもの」

『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』で、防風鈴のメンバーとして出演する水上恒司×木戸大聖×綱啓永×JUNONにインタビュー。

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水上恒司×木戸大聖×綱啓永×JUNON/photo::Jumpei Yamada
水上恒司×木戸大聖×綱啓永×JUNON/photo::Jumpei Yamada 全 10 枚
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累計発行部数1000万部を突破した、にいさとるによる人気漫画「WIND BREAKER」がこの秋、映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』としてスクリーンにお目見えする。破壊ではなく、守るために拳を振るう正義の不良たち“防風鈴=ウィンドブレイカー”の躍動が描かれる本作。観る者の心をいやおうなく熱くし、新たな不良映画の金字塔を予感させる。

防風鈴のメンバーとして輝きを放つのが、桜遥役の水上恒司、楡井秋彦役の木戸大聖、蘇枋隼飛役の綱啓永、杉下京太郎役のJUNON(BE:FIRST)だ。一匹狼でテッペンにしか興味がなかった桜が、楡井たちに感化され徐々に心を開き始める。劇中の仲間たちさながら、萩原健太郎監督のもと彼らは一つになった。

この4名では「はじめまして」同士だった座組みのスタートで、初対面と現在のそれぞれの印象はどう変わったのだろうか。また、テーマの一つである「守る」ということについて、彼らが「守りたい」と思っていることも、単独インタビューでわいわいと答えてもらった。これからの日本映画界やエンターテインメント界を担うであろう、4名の今を届けたい。

撮影前と後、メンバーの印象の変化


――皆さんにはランダムに座ってもらいました。時計回りに、隣の方の会う前の印象、そして撮影が終わった今抱いている印象をぜひ教えてください。端の木戸さんがトップバッターで隣に座る水上さんについてお願いします。

木戸:はい!お会いする前は、同じ福岡出身だということは知っていて。

水上:えっ、福岡なんですか!?

木戸:言ったからね、現場で!

水上:どこですか?

木戸:北九州市。

水上:ああ…福岡じゃない…。

全員:(笑)。

木戸:ごりごりの福岡だよ(笑)。

水上:はい、そうですよね!(笑)

木戸:ほかの作品のイメージもあり、熱血というか熱い人なのかなという勝手なイメージを抱いていました。現場に入って、最初は一人で隅のほうで本を読んでいたので「あれ、静かな人なのかな?」と思っていたんです。でも、いざ芝居になると、ガンガン先頭に立って、熱さとストイックさが初日から出ていました。日を増すごとに、その(待ち時間の)感じがだんだんなくなって会話も増えていきましたし、やはり芝居に対して真摯で熱い男だなと思いました。

――水上さんはJUNONさんの印象をお願いします。

水上:人見知り、静寂、凪、以上です(笑)。アーティストとして活動されていますし、その中に絶対何か熱いものがあるから、どこかで見つけたいと思っていました。結局、撮影中ではなく、今回の宣伝活動において負けず嫌いなことが見えましたね。

――撮影中は負けず嫌いさを感じることは、あまりなかったですか?

水上:負けず嫌いというか、負けているから頑張るんじゃなくて、勝ち負け関係なく、杉下という役をどういうふうに自分の中で作り上げたいかというこだわりは、もちろん見えました。そこはやっぱり凪の中の信念で、熱いものがあるなと感じた部分です。それにプラスアルファで、宣伝中に負けず嫌いの面が見つかりました。

JUNON:はい、負けず嫌いです(笑)。

――JUNONさん、凪の中にある熱意もその通りですか?

JUNON:静かな段階は割と最初だけで、慣れたら結構しゃべるようにはなるんです。僕からは隣の綱くんの印象ですよね。本当に最初の印象だけで言ったら、結構クールな人なのかなと思っていました。現場に入る前、スタッフさんから「綱くんは同い年だし、フレンドリーだから絶対仲良くできると思います」と言われたので、「そうなんだ、よかった」と思って現場に行ったんです。そうしたら、あまりそういう感じの印象じゃなくて、むしろちょっとクールに見えたから「大丈夫かな…」って(笑)。

水上:二転三転して、自分が思ったことが合っていたんだ!

:(笑)。

JUNON:結局合っていたんですけど、そこの皮をちょっと剥がしてみたら、やっぱりフレンドリーですごく面白い、気さくな部分もありました。なので、2回ギャップを味わいました。

木戸:面白いね~。

――どうやって皮を剥がしたんですか?

JUNON:一緒にごはんに行ったりして、ですね。スタッフさんが最初沖縄のおいしいお店に連れて行ってくれてから、ちょくちょく話すようになってという感じでした。

――そんな綱さんは、木戸さんに対してどのような印象でしたか?

:イメージ通りでした!

木戸:おもろくない~(笑)。

全員:(笑)。

:ギャップはないです。もともと最初持っていたイメージは、もうどう見てもいい人で、明るくて、面白くて、真面目で、と思っていて実際そうでした!パブリックイメージ通りで、いい人なんです。強いて言うならば、面白さ、お笑いの部分が思っていたよりも大きかったです。ちゃんと面白いことが好きというところだけ、唯一ギャップがありました。

木戸:うれしいですね。

水上:もっとおもろくならないといけないですね!

JUNON:思ったより大きかったのに、まだユーモアが!?

水上:もっともっと。

木戸:じゃあ…もっと頑張ります(笑)。


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《text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada》

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