Netflixで配信を開始した韓国ドラマ『グッド・パートナー～離婚のお悩み解決します～』は、離婚専門のベテラン弁護士と新人弁護士が、複雑な夫婦問題に向き合っていくヒューマン・リーガルドラマである。
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主演を務めるのは、ドラマ『VIP－迷路の始まり－』などで幅広い役柄をこなしてきたチャン・ナラと、『あやしいパートナー～Destiny Lovers～』のナム・ジヒョン。チャン・ナラは冷静で合理主義のスター弁護士チャ・ウンギョンを演じ、ナム・ジヒョンは情に厚く依頼人に寄り添いすぎてしまう新米弁護士ハン・ユリを好演している。
物語は、性格も価値観も異なる2人の弁護士が、離婚訴訟の現場で衝突を重ねながらも互いを補い合い、次第にかけがえのない“良きパートナー”へと成長していく過程を描く。やがてチャ・ウンギョン自身が離婚の当事者となり、ユリに代理人を依頼することで2人の関係にも大きな転機が訪れる。
共演には『賢い医師生活』のキム・ジュンハン、Block BのP.O（ピョ・ジフン）ら実力派が名を連ね、作品に厚みを与えている。
脚本を手がけたのは、実際に離婚案件を専門とする弁護士チェ・ユナ。現場を知る彼女ならではのリアリティあふれる視点で、人生の岐路に立った人々の葛藤や選択を丁寧に描き出す。演出は『わかっていても』『コッパダン～恋する仲人～』のキム・ガラムが担当し、繊細な人物描写が際立つ作品となった。
ドラマは韓国で大きな注目を浴び、2024年SBS演技大賞ではチャン・ナラが大賞、ナム・ジヒョンが最優秀演技賞、キム・ジュンハンとピョ・ジフンが優秀演技賞を受賞するなど計8冠を獲得。一見単純に思える“離婚”というテーマに真正面から向き合い、多くの視聴者の共感を呼んだ。
チャン・ナラは放送後、役作りへの苦悩から撮影中に降板を考えていたことを明かしている。だが、夫である6歳年下のカメラ監督の「やめたら悲しい」という言葉に支えられ、演技に向き合い続けた結果、大賞を受賞するに至ったという。
作品の人気を受け、SBSはすでにシーズン2の制作に着手したことを明らかにしている。放送は2026年を予定。チャン・ナラは続投する一方、ナム・ジヒョンとキム・ジュンハンは降板。新キャストとしてキム・ヘユンが有力視されており、ピョ・ジフンは出演を検討中だという。
多彩な依頼人と案件、弁護士たちの人間模様が魅力の『グッド・パートナー』。Netflixでの配信開始により、今後さらに多くの視聴者に届くことになりそうだ。
（文＝韓ドラLIFE編集部）
