全5部作として制作が進められ、今月19日には待望の3作目『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』が日米同時公開となる『アバター』シリーズ。当初は全部で4本の予定だったが、1本増やす段階でスタジオから強い反発があったと、ジェームズ・キャメロン監督が「Discussing Film」とのインタビューで明かした。
2009年公開の1作目『アバター』が記録的な大ヒットを達成した後、ジェームズ・キャメロン監督は続編3本分の脚本を準備していた。しかし、「2本目の脚本が途中で2つに分割され、2作目と3作目になった」と振り返る。この変更により、シリーズの本数は4本から5本へと拡大した。「スタジオからはかなりの反対意見が出たよ。だから私は『待ってくれ。さらに20億ドルを稼げるチャンスだというのに、何を心配する必要があるんだ?』と反論したんだ」と語っている。
1作目『アバター』はインフレ調整前の数字では歴代最高の世界興行収入29億ドルを記録。2作目『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』も23億ドルで歴代3位に。続編が1本増えれば「20億ドル稼げるチャンス」というジェームズ・キャメロン監督の言葉には大きな説得力があるが、今月公開される3作目についても、20億ドルの大台を突破できるかどうかに大きな期待とプレッシャーがかかっている。




