映画芸術科学アカデミーは、第98回アカデミー賞の国際長編映画賞や長編ドキュメンタリー映画賞など、計12部門のショートリストを発表した。国際長編映画賞では、世界各国からエントリーされた86本の中から15本が選出され、日本代表作品の『国宝』が見事ショートリスト入りを果たした。今後、この中から5作品が最終的なノミネート作品として選ばれる。最終投票は2026年1月12日から16日にかけて行われ、1月22日にノミネート作品が発表される。
競合作品には、すでに各国の映画祭や映画賞で高い評価を受けてきたブラジルの『The Secret Agent』、ノルウェーの『Sentimental Value』、フランスの『It Was Just an Accident』、韓国の『しあわせな選択』、台湾の『Left Handed Girl』など、注目作が選ばれている。また、2005年から出品を続けてきたものの、今回初めて念願のショートリスト入りを果たしたイラクの『The President Cake』にも注目が集まっている。
さらに、『国宝』はメイクアップ&ヘアスタイリング賞のショートリストにも選出された。同部門には、ジェイコブ・エロルディが怪物を演じた『フランケンシュタイン』、ドウェイン・ジョンソンが伝説の格闘家マーク・ケアーを演じた『The Smashing Machine』、ジョン・M・チュウ監督作『ウィキッド』、ティモシー・シャラメが実在の卓球選手マーティ・リーズマンをモデルにした主人公を演じる『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』など、強豪作品がずらり。
第98回アカデミー賞は3月15日にハリウッドのドルビー・シアターで開催される。


