韓国クライム・アクション映画『YADANG／ヤダン』よりキャラクター予告編と新場面写真8点が解禁された。
本作の物語の中心となるのは、麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供して司法取引を操る存在「ヤダン」。国家権力と裏社会、善悪の境界で暗躍するヤダンと、野心に取り憑かれた検事、権力の罠にはまり正義を見失った刑事の3人が織りなす壮絶な復讐劇が展開する。
この度解禁された映像では、不当な罪で刑務所暮らしをしていた主人公、イ・ガンス（カン・ハヌル）に、「ヤダンをやってみないか？」と持ち掛ける検事ク・グァニ（ユ・ヘジン）の姿が映し出される。ク・グァニは「中央地検特捜部 上を目指そう」と出世欲をみせ、手柄を立てるためにヤダンであるガンスから犯罪者の情報を得る中で、麻薬まみれの大物の息子にすり寄り「私に何かしてほしそうですね」「どちらにせよ私が整理します」と裏社会の権力の闇に堕ちていく。
一方、「最近頭角を現してるヤダンです」と刑事から目をつけられているイ・ガンスは「弁護士を探すよりも、私を呼んだ方がずっとましだって」と麻薬犯罪者と警察、検察の橋渡し役ヤダンとして意気揚々と裏社会でのし上がり、ク・グァニに「兄さん！俺が全部支えるから」と闇のブローカーとしてさらなる野心で突っ走る。
そして麻薬捜査に執念を燃やす刑事オ・サンジェ（パク・ヘジュン）は「お前、俺の名前知らないだろ。皇帝と呼ばれている」「俺に捕まったら一生刑務所暮らしだ」と激しい暴力も厭わない麻薬捜査界の皇帝だ。しかしヤダンの策略にハマり、自分が追いかけていた麻薬売人の検挙をク・グァニ率いる検察に横取りされてしまい、次第に正義を見失っていく。
この3人がさらに闇に堕ちていくきっかけとなる人物の一人が、大統領候補を父に持つチョ・フン（リュ・ギョンス）。麻薬におぼれ、常に高圧的で「僕はスーパーマンだから」と豪語し、父の権力を盾に検察も操る。さらにチョ・フンに誘い込まれ、薬物犯罪に染まっていく女優オム・スジン（チェ・ウォンビン）は、オ・サンジェ刑事に持ち掛けられ「おとり」をすることに。この選択が、ヤダンのイ・ガンス、検事のク・グァニも巻き込み、それぞれの生き残りをかけた逆襲劇の幕開けとなる。
併せて解禁された場面写真では、親しげに話をするヤダンのイ・ガンスと検事ク・グァニ、真剣な表情で対面するイ・ガンスと刑事オ・サンジェ、そして不敵に笑うチョ・フンや、刑事に捜査協力を頼まれる女優オム・スジンなど、それぞれの思惑がどう絡み合っていくのか。複雑に絡み合う人間関係が垣間見られる場面写真となっている。
『YADANG／ヤダン』は2026年1月9日（金）より新宿バルト9ほか全国にて公開。
