グリム童話「シンデレラ」の義姉妹を主人公にした北欧発のボディホラー『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』より本編映像とアザービジュアル5種が解禁された。
本作は、どんな手段を使っても美しくなろうとする少女の美の探求を描き、第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀長編映画賞を受賞。また第98回アカデミー賞ショートリスト「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」10本にも選出されている。

物語の舞台はスウェランディア王国。ユリアン王子の花嫁になることを夢見る少女たちが日々美しさに磨きをかける中、主人公エルヴィラは母レベッカの再婚のため妹アルマとこの王国へやってくる。
王子の花嫁探しの舞踏会に招待されたエルヴィラは、絶叫モノの美容外科手術で顔を直し、美の権化のような先生から侮辱的なダンスレッスンも受け、着々と王子様のプロポーズを勝ち取るために努力を続けている。しかしまだ解決できない問題があった。ぽっちゃりとした体形では舞踏会にふさわしいドレスが着られないのだ。
大きなプレッシャーとストレスで盗み食いがやめられないエルヴィラに、先生が提案した一風変わった解決策、それは謎の小さな卵だった。簡単に痩せられる手段に喜ぶエルヴィラだが、それがさらなる代償を払わせる悪夢の媚薬になるとは思わずに…。
この度解禁された本編映像「夢の媚薬編」は、妹のアルマと森にでかけたエルヴィラが秘密を打ち明けるシーンから始まる。「見せたい物があるの。誰にも言わないで」と強く言い聞かせ、誇らしげに先生からもらった大事な物を差し出す。「サナダムシの卵。これを飲めば、どんなにたくさん食べても痩せられる。全部 虫が食べるからよ」と魔法の媚薬を手にしたかのような表情で話すエルヴィラに反し、アルマは驚きと怪訝な表情を浮かべ、幸せそうな姉を見つめるのだった。

世界的ディーバも挑戦したと噂されるサナダムシダイエット。そこには計り知れない恐怖とリスクが潜んでいた。20世紀最高のソプラノ歌手と言われ、劇的な減量に成功したマリア・カラスも医者から痩せ薬としてサナダムシの幼虫を処方されたと噂があるほど、古くから世界中で減量の可能性が話題になるサナダムシ。腸に寄生し、たくさんの栄養を横取りしていくことで痩せられるとされるが、エルヴィラに寄生したサナダムシは彼女が求める完璧な美をどこまで蝕んでいくのか。
なお、サナダムシダイエットには深刻な健康被害のリスクがあるため、絶対に行ってはいけない。


併せて解禁されたアザービジュアルは、フェイスガードをつけた主人公エルヴィラがゴシックロリータな衣装を身にまとった美麗なカットが2種、王子とエルヴィラのロマンスカット2種、流血するエルヴィラと美しい義姉妹アグネスがこちらを直視する絵画のような2ショット1種の計5種類。いずれも、マカロンカラーの美しいおとぎ話の世界を捉えながら、この物語が持つ不気味なムードが滲み出るビジュアルに仕上がっている。
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』は2026年1月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。

