第78回カンヌ国際映画祭にて19分間の喝采を浴びグランプリ受賞を獲得、本年度ゴールデン・グローブ賞に7部門8ノミネートされているヨアキム・トリアー監督の最新作『センチメンタル・バリュー』。この度、愛憎入り混じる親子のしがらみを描いた本作の本予告編が解禁された。
2025年、第78回カンヌ国際映画祭で本映画祭最長19分間に及ぶ圧巻のスタンディングオベーションで会場を沸かせ、最大の熱狂を巻き起こし、堂々のグランプリ受賞した本作。
現在北米ではNEON配給にて大ヒットを記録。第83回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、非英語作品賞のほか、主演女優賞(レナーテ・レインスヴェ)、助演男優賞(ステラン・スカルスガルド)、助演女優賞からはインガ・イブスドッテル・リッレオースとエル・ファニングのWノミネートとメインキャスト全員がノミネートされ、『ワン・バトル・アフター・アナザー』に次ぐ主要7部門、計8ノミネートを果たした。
さらには第98回アカデミー賞おいて、キャスティング賞、撮影賞、国際長編映画賞のショートリストに選出。映画賞レースのフロントランナーをひた走り、ますます受賞圏内と期待が一層高まっている。
本予告で、俳優ノーラ(レナーテ・レインスヴェ)の前に現れたのは、かつて自分と家族を捨てて以来、長く音信不通だった映画監督の父・グスタヴ(ステラン・スカルスガルド)。
突然の再会とともに差し出されたのは、「お前のために書いた」という新作映画の主役のオファー。「今さら関わらないで」ーーノーラが父を突き放すその瞬間から、<こわれた親子>の物語は動き出す。
やがてグスタヴは、ノーラの代役としてアメリカ人人気スターのレイチェル(エル・ファニング)を抜擢。かつて家族の思い出が詰まった実家で撮影を行うため、ロケハンにレイチェルを連れてくる。その出来事が、ノーラに再び父への想いと向き合うことを強いる。
許しがたい父への感情。しかし、憎しみに囚われて前に進めない自分自身のこともまた許せない。「私だけ失敗作」と妹のアグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)に告白、姉妹が抱き合うシークエンスも映し出される。
「受け入れたいのに、許せない」。親子だからこそ割り切れない思いを抱えるノーラと、映画を通して想いを伝えようとするグスタヴ。その間に絡み合うレイチェル、そしてアグネス。4人それぞれの感情が交錯していく。

そして、第83回ゴールデングローブ賞で監督賞と脚本賞にノミネートされたヨアキム・トリアー監督から、日本の観客に向けたメッセージも到着。
「『センチメンタル・バリュー』が日本公開されるとのこと、とても嬉しいです。是非、劇場で観ていただきたいです。深い家族の物語なのですが、大きいスクリーンで観ていただくのが一番だと思います。どうぞ、ご覧ください」と、日本での劇場公開を喜ぶメッセージとなっている。
『センチメンタル・バリュー』は2026年2月20日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。
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