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“混ぜたら危険”ヨルゴス・ランティモス&アリ・アスター、『ブゴニア』を生み出すまでの軌跡を振り返り

ヨルゴス・ランティモスとアリ・アスターといえば、一度観たら絶対に忘れられない中毒性ある作品を生み出す鬼才にして天才として知られる2人。そんな彼らの才能を掛け合わせた最新作『ブゴニア』と、最新作を全力で楽しむための2人の軌跡を紹介

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『ブゴニア』(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.
『ブゴニア』(C)2025 FOCUS FEATURES LLC. 全 17 枚
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ヨルゴス・ランティモスは『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』で、アリ・アスターは『ヘレディタリー/継承』からの『ミッドサマー』で一躍映画ファン最注目の監督となった。

そんな2人が初タッグを組んだ前代未聞の誘拐サスペンス『ブゴニア』は、第83回ゴールデン・グローブ賞で作品賞・主演女優賞・主演男優賞の主要3部門へのノミネートを筆頭に、本年度の数々の映画賞レースに名を馳せ、アカデミー賞へのノミネートにも期待がかかっている。

ヨルゴス・ランティモスとアリ・アスターといえば、一度観たら絶対に忘れられない中毒性ある作品を生み出す鬼才にして天才として知られる2人。不穏で狂気的な物語のなかに美しさが同居する唯一無二の世界や、予測できないどんでん返しが待ち受ける結末で、1秒たりとも視線を逸らすことを許さない。そんな彼らの才能を掛け合わせ、誰も見たことのない痛快な新たな傑作を生みだした最新作『ブゴニア』と、最新作を全力で楽しむための2人の軌跡を紹介する。

『女王陛下のお気に入り』(2018)ヨルゴス・ランティモス監督

ヨルゴス・ランティモス×エマ・ストーンの黄金タッグと揺るぎない信頼関係の原点

ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン主演の記念すべき初タッグ作。アカデミー賞で主演女優賞(エマ・ストーン)ほか10部門ノミネート、ベネチア国際映画祭で審査員大賞の銀獅子賞をはじめ、その年の映画賞を席巻し、ヨルゴス・ランティモスの名を世界に知らしめた本作。

ヨルゴス・ランティモス監督&エマ・ストーン Photo by John Shearer/Getty Images for Critics Choice Association

戦争により不安定な情勢が続くイングランドで、気まぐれで病弱なアン女王(オリヴィア・コールマン)の寵愛を巡り、女王の幼なじみサラ(レイチェル・ワイズ)と没落貴族の娘アビゲイル(エマ・ストーン)が壮絶な権力争いを繰り広げる。英国王室の人間ドラマを毒気たっぷりに描いた、ランティモス流エンタメ作の原点ともいえる。

さらに、『ブゴニア』でスキンヘッドもいとわない役作りに挑戦しているエマ・ストーンが「この監督となら何でもやる!」と全幅の信頼を寄せるきっかけにもなった作品で、最新作の公開前に押さえておきたい1作。


『ミッドサマー』(2019)/アリ・アスター監督

SNSで社会現象化!アリ・アスターの名を世界に刻みつけた

「明るいことが、おそろしい」前代未聞の「祝祭ホラー」がSNSで社会現象を巻き起こし、アリ・アスターの存在が世界に知れ渡ることとなった本作。

当時、長編デビュー作『ヘレディタリー/継承』が世界中で絶賛され、ハリウッドの製作陣が最も組みたいクリエイターとして注目されていた彼が、恐怖とは真逆の祝祭を舞台に、天才的な発想と演出、緻密な脚本、さらに極彩色の映像美で作り出した、観たら永遠に忘れられない結末を生み出した。

家族を不慮の事故で失ったダニー(フローレンス・ピュー)が、恋人(ジャック・レイナー)らと共に訪れたスウェーデンの奥地での“90年に一度の祝祭”を訪れる。太陽が沈まないその村は楽園のように思えたが次第に不穏な空気が漂い始め、妄想、トラウマ、不安、恐怖…それは想像を絶する悪夢の始まりだったーー。作品ジャンルの概念をも覆すほど映画界に新しい風を呼び込んだアリ・アスターの代表作。


『哀れなるものたち』(2023)/ヨルゴス・ランティモス監督

映画賞を総なめ!ヨルゴス・ランティモス×エマ・ストーンによる映画史に刻まれる驚愕の傑作

ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞、アカデミー賞で主演女優賞(エマ・ストーン)含む4部門、ゴールデングローブ賞他、数々の映画賞を受賞し、映画史に残る新たな傑作を誕生させた本作。

不幸な若い女性ベラ(エマ・ストーン)は自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)によって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)と大陸横断の旅に出て、大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見から解放され、平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく。

全世界で大ヒットも記録し、ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが組めば傑作間違いナシの法則を世界に証明した。


『エディントンへようこそ』(2025)/アリ・アスター監督

不穏な熱狂を巻き起こし中!アリ・アスターが現代の狂気をブラックコメディで描く

昨年末の公開以来、全米のみならず、日本でもアリ・アスターが来日し大きな注目を集めている本作。

コロナ禍でロックダウンされたニューメキシコ州の小さな町・エディントンで、保安官ジョー(ホアキン・フェニックス)と現市長テッド(ペドロ・パスカル)による“マスクをするしない”の小競り合いが選挙戦に発展。SNSでのフェイクニュースや憎悪、陰謀論によって全米を巻き込む大事件へと化していき、誰も予想できない破滅の淵へと突き進んでいく。

ジョーの妻で、カルト集団の教祖の扇動動画に心を奪われ陰謀論にハマっていくルイーズ役としてエマ・ストーンも出演。偶然にも陰謀論を信じた彼女が、『ブゴニア』ではその犠牲になるという展開で、最新作ではどんな怪演を見せるのか、一層期待が高まる。アリ・アスターが”現代の狂気”を見せつけるかのように描いた本作も鑑賞必須だ。

『エディントンへようこそ』 © 2025 Joe Cross For Mayor Rights LLC. All Rights Reserved.

『ブゴニア』2月13日(金)公開

エマ・ストーンVS.『憐れみの3章』ジェシー・プレモンスの最強布陣

ヨルゴス・ランティモス監督、そしてアリ・アスター監督と『パラサイト 半地下の家族』の製作チームという、映画ファン大興奮の“最狂の化学反応”が実現。韓国の知る人ぞ知るカルト的映画『地球を守れ!』(2003)を、これ以上ないほど現代的なエンタメ作に生まれ変わらせて世に送り出す。

そんな気になる本作の主人公は、ヨルゴス・ランティモス作品ではすでにお馴染みのアカデミー賞俳優エマ・ストーン演じる、人気絶頂のカリスマ経営者として脚光を浴びるミシェル。

『ブゴニア』(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.

彼女の前に突如ミシェルを“地球を侵略しにきた宇宙人”だと信じ込んだ陰謀論者の男2人組が現れ、ミシェルを誘拐。いますぐ地球から手を引くよう要求してくる馬鹿げた要望を一蹴するミシェルだが、状況は思わぬ方向へと加速していき、荒唐無稽かに思えた誘拐劇は誰も予想しえなかった衝撃の終末へと突き進んでいくーー。

誘拐の首謀者で陰謀論に陶酔するテディ役には、監督の前作『憐れみの3章』で圧倒的な存在感を放ったジェシー・プレモンス、さらにオーディションで大抜擢された期待の新星エイダン・デルビスが加わり、キャスト陣も新たな最強布陣が集結。前代未聞、予測不能な唯一無二の映画体験が待ち受ける。

『ブゴニア』(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.

これまでも一度観たら忘れられない衝撃作を世に放ってきた、ヨルゴス・ランティモスとアリ・アスター。まさに「混ぜたら危険」な2人の才能が、初めて交わりかつてない衝撃の化学反応が生み出される。

『ブゴニア』は2月13日(金)より全国にて公開。


《シネマカフェ編集部》

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