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「映画ファン代表としてお礼を伝えに来ました」河合優実、イ・ビョンホン&パク・チャヌク監督と映画愛語る『しあわせな選択』プレミア

韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『しあわせな選択』の日本公開を前に監督と主演のイ・ビョンホンが来日し、ジャパンプレミアイベントが開催。河合優実がゲストとして登壇した。

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河合優実『しあわせな選択』ジャパンプレミア ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED
河合優実『しあわせな選択』ジャパンプレミア ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED 全 10 枚
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韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『しあわせな選択』の日本公開を前に監督と主演のイ・ビョンホンが来日し、ジャパンプレミアイベントが開催。河合優実がゲストとして登壇した。

第50回トロント国際映画祭国際観客賞受賞、第83回ゴールデン・グローブ賞3部門ノミネートを果たした本作。

2月27日(金)夜に行われたイベントは満員御礼。映画のプロモーションとしての来日は2022年12月以来約3年ぶりとなるパク・チャヌク監督は「日本は一番近い国ですが、公開は一番遅くなりました。色々な国で上映していただき、その最後に日本でこうして挨拶することが出来るのは嬉しいことです」と念願の来日にニッコリ。

しかも監督は韓国人として初となるカンヌ国際映画祭の審査員長を務めることが発表されたばかりで、「どんな審査員で構成され、どのような作品がコンペに出品されるのか。そしてどのような刺激を私に与えてくれるのか。今からワクワクしています」と心境を述べた。

パク・チャヌク監督『しあわせな選択』ジャパンプレミア ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

2017年の『MASTER/マスター』以来9年ぶりの来日となったイ・ビョンホンは、「すでに韓国でご覧になっているファンの方もちらほらといらっしゃるようですが、改めて今日このように皆様とお会いすることが出来て嬉しいです」と“ビョン様”スマイル。

「皆さんと本当にお会いしたかったです。本作を通して各国の観客に会いましたが、ついに日本の皆さんに観ていただくことが出来るようになりました。どのようなことを感じてもらえるのか、映画を通して僕らが見せようとしたものを受け取っていただけたら幸いです」と会場を魅了していた。

『JSA』以来の再タッグ「韓国映画になったことによってイ・ビョンホンと再会できた」

20年程前に原作小説「斧」に出会ったというパク・チャヌク監督。当初は米国映画としての制作を模索していたそうだが、紆余曲折あって韓国映画として手掛けることになったという。

これに監督は「映画化するのには長い歳月がかかりましたが、ある意味それは一つの運命だったと思います。何故ならば韓国映画になったことによってイ・ビョンホンと再会できたわけですからね!」と、長編映画としては『JSA』以来25年ぶりのタッグに胸を張った。

イ・ビョンホン&パク・チャヌク監督『しあわせな選択』ジャパンプレミア ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

イ・ビョンホンは本作について「この映画はとても面白いです。何故ならば笑った次の瞬間にふと寂しく憂鬱な気持ちになって、また爆笑するという非常に不思議な、パク監督作の中でも極めてユニークな映画だからです。演じる上では観客を笑わせようという意識はありませんでした。それは笑わせようとする意図が見えすぎると観客に引かれるからで、キャラクターの感情に忠実に演じる事を心がけました」と紹介。

イ・ビョンホン『しあわせな選択』ジャパンプレミア ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

監督も「悲劇と喜劇は切り離せない一つの塊です。人生においてもただ悲しい、ただ面白いという瞬間はなくて、その両者は共存しているはずです。この映画も同様で、様々な感情が一気に押し寄せて来て、それが一つに混ざる形を狙いました」と打ち明けた。

河合優実、イ・ビョンホンの「とにかくお会いしたかった」に恐縮

そしてイベント中盤で河合がゲストとして登壇。河合がパク・チャヌク監督とイ・ビョンホンに花束を贈呈し「お二人の新作を待ち望んでいる日本の映画ファンは沢山います。私がイチ映画ファンの代表としてお礼を伝えに来ました」と日本公開を祝福。

河合優実『しあわせな選択』ジャパンプレミア ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

先んじて本作を鑑賞しており「私の世代にとってはレジェンドのようなお二人がこんなにも挑戦的に楽しませてくれて、映画の世界に迷い込ませてくれたことがとても嬉しかった」と絶賛した。

一方、河合の出演作をチェック済のビョンホンは「河合さんは年齢に比べて力のある方だと思っていて、映画に対する真摯な姿勢を持つ素晴らしい日本人俳優のお一人です。とにかくお会いしたかった。それがこのような形でお会いすることが出来て光栄です」と初対面に喜色満面。レジェンドからの言葉に河合は「ちょっと信じられないです」と恐縮しきりだった。

そんな河合は「本作を通して学んだことや吸収したことは何ですか?」と2人に質問。

河合優実『しあわせな選択』ジャパンプレミア ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

監督は「いまだに学ぶことは多いです。何故ならば新作を撮るたびに新しい俳優に出会うからです。その俳優がこれまでに見せたことのない姿や一面を探して観客に届けたいと思うからで、そのために様々にコミュニケーションを取ったり研究をしたり、それが学びの過程になるのです」と常に貪欲。

イ・ビョンホンは「パク監督とは『JSA』以来緊密な関係を維持してきたわけですが、本作でご一緒したことで改めて学ぶ点は多かったです。自分が望むものを得ることが出来るまで試行錯誤する。その姿を見た時に、私自身の映画に対する姿勢について反省することしきりでしたから」と監督をリスペクトしていた。

「映画が危機に瀕している感覚はある」河合優実、パク・チャヌク監督に共鳴

また、アジアの映画人としての今後の抱負を聞かれたパク・チャヌク監督は「映画館を守りたいです。映画は映画館で観るものだ、という常識が崩れつつある今だからこそ、映画館を守ることが至急の命題だと感じます。そのために映画館で観るべき映画、映画館で最上の状態で観るべき映画を作り続けていきたいです」と映画愛を炸裂。

そして目標を設定しない主義というイ・ビョンホンだが「人間が表現できる新たな感情のスタイルは一体何か? それを探し続けて経験し、俳優として表してみたい」とストイックにコメント。

一方、監督の抱負に共鳴した様子の河合は「若輩者の私にも映画が危機に瀕している感覚はあるので、これからどういう形で映画を残していくのかに取り組んでいくことなると思います」と話した。

『しあわせな選択』ジャパンプレミア ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED

最後に、監督は「私がかつて作った映画を知っている方は先入観で観てしまうかと思うのですが、とても笑える面白い映画になりました。面白いと思ったら首をかしげることなく大いに笑って楽しんでいただきたいです」とアピール。

イ・ビョンホンは「本作の持っているテーマは重いかもしれませんが、笑える場面は沢山あります。本作が語りかけるブラックな笑いや切なさ、憂鬱な現実などを一つ一つ感じて楽しんでいただきたいです」と日本公開後の反響を楽しみにしていた。

『しあわせな選択』は3月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。


《シネマカフェ編集部》

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