世界で活躍する5人組グループ「LE SSERAFIM」の初めてのVRコンサートツアー『LE SSERAFIM VR CONCERT:INVITATION』が、東京(109シネマズプレミアム新宿)と大阪(T・ジョイ梅田)で上映中。韓国・米国・台湾の国と地域でも同時上映されている。
近年、貴重なステージの雰囲気を映画館でそのまま楽しめるライブビューイングや、コンサートフィルム、ライブドキュメンタリー映画が数多く上映されているなか、VRコンサートは“気になるけれども未知の世界”という方は多いのでは?
今回は、HYBE MUSIC GROUPの女性アーティスト初となる「LE SSERAFIM」VRコンサートに、VR自体が初体験、VRコンサートも初体験の筆者が潜入。「近っ!」と思わず何度も叫んでしまう、推しと“ゼロ距離”のVRコンサートの模様をレポートする。

「LE SSERAFIM」といえば、KIM CHAEWON、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHA、HONG EUNCHAEからなる5人組で、「BTS」などのグローバルアーティストを多数輩出するHYBE MUSIC GROUPレーベルのSOURCE MUSICが手掛けるガールグループ。「IM FEARLESS」(私は恐れ知らず)の綴りを組み替えて付けられた「LE SSERAFIM」の名のとおり、世の中の視線に動揺することなく前に進むという自己確信と強い意志を多彩な楽曲や活動で示してきた。
グローバルでの注目度の高さは近年のK-POPガールグープの中でも随一。4月24日(金)には、約3年ぶりとなる2nd Studio Album「PUREFLOW」pt.1からリードシングル「CELEBRATION」のリリースを控えている。
そんな「LE SSERAFIM」の初めてのVRコンサートだ。HYBE MUSIC GROUPの「TOMORROW X TOGETHER」や「ENHYPEN」のVRコンサートを体験した方から「没入感がスゴすぎる」とは聞いていた。これまでにもK-POP、J-POPの様々なグループのライブビューイングやコンサートフィルムを何本か鑑賞してきたが、結論からいえば、確かにVRコンサートの没入感は次元が違った。「LE SSERAFIM」のエネルギーあふれるパフォーマンスからMCのわちゃわちゃトークまで、“最前席以上の近さ”で臨場感たっぷりに楽しめる、最上級に贅沢な音楽&映像体験だった。
もし、VRコンサートとはどんなものか気になりながら迷っているなら、ぜひ一度体験してみてほしい。個人的には、実際にコンサートに参戦してきたかのような満足感と心地よい疲労感を鑑賞後に得ることができた。
自分の手がペンライトに!いざ最前列を超えた特等席へ

今回VRコンサートを体験したのは、坂本龍一氏が音響監修を行った7.1chサラウンドシステムによる高品質な音響環境と、ハイスペックな映写設備、全席プレミアムシートが特徴の109シネマズプレミアム新宿。上映されるスクリーン7では「LE SSERAFIM」5人のスタンドパネルが出迎え、フォトカードなどを手に思い思いの“認証ショット”を撮る「FEARNOT」(LE SSERAFIMのファン)の姿に、こちらもテンションが高まってくる。


「LE SSERAFIM」の歴代ヒット曲のMVがスクリーンに流れる中、リクライニング機能やサイドテーブルがついたプレミアムシートに着席。場内では安全のため、飲食は一切禁止なので、あらかじめ済ませておこう。
まずはサイドテーブルに用意されているVRヘッドセットの装着から。入場時に渡されるアイマスクを先に付けた状態でヘッドセットを額に固定し、頭部にジャストフィットするよう手動で調節。案内映像が流れる上、近くにいるスタッフが丁寧に説明・サポートしてくれるのでVR初心者でも心配無用だ。
ヘッドセット装着の際は額を出す必要があるので、前髪がある方は必要ならばヘアピンなどで止めたほうがいいだろう。アイメイクもごくシンプルに。また、筆者のような眼鏡着用者の場合は、眼鏡を外してヘッドセットを装着するか、ヘッドセッドの内側に眼鏡を固定させてから装着することになるが、これは一長一短。
裸眼では推したちの表情がよく見えないかも、と考えた筆者は、「圧迫感を感じる場合がある」「レンズが曇る可能性がある」との注意点を了解した上で後者を選択。約1時間のVRコンサートが終盤になるころ、若干圧迫感は気になってきたものの、おおむね問題なく楽しむことができた。近視の方が推しをしっかり見たいなら、コンタクトレンズ着用がベストチョイスかもしれない。
劇場内には上映中もスタッフが待機しているので、もし体調が優れなくなったら無理せず声を掛けてみて。

さて、VR超初心者の筆者は、スタッフのサポートのおかげで無事装着完了。VRで流れる案内映像に沿って視線の位置を確認し、続いて自分の両手をヘッドセットに認識させる。すると、VR上に「LE SSERAFIM」のOfficial Light Stick(ペンライト)が登場、手を振ればペンライトの動きが連動するようになっているので、思う存分振りまくろう。また、本編中には、両手で作ったハートが映像に反映されてメンバーに届くような演出も用意されている。

さらに、希望の推しメンバーを1名を選択したら、いよいよVRコンサートの始まりだ。
「近っ!!」ずっと目が合う!掛け声もできる!VRコンサートならではの没入体験

エレベーターに誘われ、ある階で扉が開くと、そこに「LE SSERAFIM」が待ち受けていた。CGではなく、VR専用に特殊撮影された実際の「LE SSERAFIM」がゼロ距離から語りかけてくると、劇場のあちこちから「可愛い!」「エグい!」「近いっ!」など、悲鳴ともいえる歓声が次々と上がる。

「LE SSERAFIM」をこれほどの至近距離で、まじまじと見つめることなど初めてだ(当たり前)。通常のコンサート会場はもちろんのこと、ミート&グリートやサイン会イベントなどでもなかなかあり得ない。“最前列以上の近さ”の、“自分と「LE SSERAFIM」だけの公演体験”とはこのことかと早速実感してワクワクする。
しかも、その近さで、カメラ目線のメンバーたちと終始目が合っている(当たり前)。コンサートでの巨大モニター越しや、オペラグラスを覗きながらの“推しチッケム”とはまるで違う、自分だけのためのパフォーマンスという贅沢さを改めて噛みしめた。

何より嬉しいのが、自分だけのコンサート空間でありながら、上映中の発声がOKのため劇場内の「FEARNOT」と一緒にペンライトを振りながら応援法の掛け声ができること! 実際のコンサートのような一体感までも味わえる楽しさがある。

セットリストは史上最多の全10曲。いずれもこのために特別に撮り下ろされたもので、「SPAGHETTI(Member ver.)」ではまるでMVの世界に入り込んだかのように、フードトラックのキッチンをステージに「LE SSERAFIM」がパフォーマンス。ダンスのフォーメーションやカメラワークに合わせてメンバーが超接近してくるたびに歓声が巻き起こり、場内のボルテージが上昇していく。

また、衣装チェンジやステージの変化もVR空間だからこそ予測不能で変幻自在。「Come Over」では、あっという間にニューヨークを思わせる街角へ。華やかな壁画が動き出すなか、個性際立つドットの衣装と「LE SSERAFIM」の持ち味である一糸乱れぬダイナミックな群舞にため息をつくとともに、個々のダンスパートが来れば「FEARNOT」も大いに沸く。

一転、「ANTIFRAGILE」では巨大な心臓が宙に浮かび、隕石が降り注ぐ未知の惑星へ。ブラックの衣装に身を包んだ彼女たちの迫力あるパフォーマンス、見せ場であるKAZUHAの足上げパートもゼロ距離で目の当たりにした。

楽曲の合間には、最初に選んだメンバーと1対1で対面しているような独占空間を楽しめ(筆者はKAZUHAを選択)、5人息ピッタリのMCもまるで自分だけに話しかけられているような感覚に。日本語翻訳が表示されるのもありがたい。
手が届きそうなくらいの近さで聴くバラードソングもまた格別で、アンコールさながらのラフな衣装の「Perfect Night」まで、時が過ぎるのはあっという間だ。


映像をただ鑑賞するだけのコンテンツから、圧倒的な没入感でさらに深まる音楽&映像体験へ。未来の推し活の1つの形がここにあった。
「LE SSERAFIM VR CONCERT:INVITATION」
5月14日(木)まで 東京 @109シネマズプレミアム新宿
5月7日(木)まで 大阪 @T・ジョイ梅田
■チケット料金
東京|109シネマズプレミアム新宿:5,000円(税込) ※AfterWork招待券は4,500円(税込)
大阪|T・ジョイ梅田:4,400円(税込) ※AfterWork招待券は3,850円(税込)
※AfterWork招待券は4月20日(月)以降の平日最終上映回限定チケット。
※上映スケジュールは各劇場のサイトよりご確認ください。
※詳細は公式サイトをご確認ください。



