麻生久美子と波瑠が主演を務める「月夜行路」の第7話が5月20日に放送。涼子とさつきの友情に「沁みる」や「好き」などの声が上がっている。

本作は秋吉理香子の同名小説を原作とした、文学ロードミステリー。主婦の沢辻涼子を麻生久美子、夫の菊雄を田中直樹、バーのママ・野宮ルナを波瑠、涼子の学生時代の恋人・カズトを作間龍斗、ルナの同級生で東京で研修中の刑事・田村を栁俊太郎、田村の元相棒でルナの店で働き始めた小湊を渋川清彦が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
ルナ(波瑠)のもとに届いた一台のPC。それは長年確執を抱えてきた父(石橋凌)の物だった。母(石野真子)からPCのパスワードの解読を懇願されたルナは、渋々ながらも涼子(麻生久美子)を巻き込み新たな「文学探訪」へと乗り出す。とはいえ、解読の手がかりは画面に映し出された『吾輩は猫である』の表紙のみ。

2人がヒントを求めて訪れたのは、夏目漱石研究の第一人者・吉澤(野間口徹)の自宅。そこで涼子は、かつてバドミントンでペアを組んでいた吉澤の妻・さつき(遠藤久美子)と再会する。共にオリンピックを目指しながらも挫折した涼子と、夢を叶えたさつき。はからずも再会した2人の間には複雑な感情が渦巻く。さつきの出したマドレーヌを食べた涼子は、はっとした表情を浮かべる。

初版本を借りたルナたちは、話に花を咲かせるが、そんな中、警察官たちが吉澤宅を訪れる。そして吉澤の息子・龍之介(二井景彪)に近隣の公園で起きた爆破予告の容疑がかけられていると告げる。さらに最近、龍之介がパンの窃盗、大量の牛肉やぬいぐるみの購入と投棄――と不可解な言動を繰り返していると聞かされる。警察の姿を見て心配した元親友のこうじ(田野井健)が家を訪ねてくるが、ルナは、龍之介が繰り返す奇行の裏に秘められた切実なメッセージに気づき――というのが第7話の展開。
ルナはこうじに、一緒に龍之介のところに行こうと誘う。先に部屋に入ったルナと涼子。ルナは、砂場に散りばめられたガラスや人形・肉・パンに混入された危険物で誰かが怪我をしないように、奇行を繰り返していたのだと推理を展開する。そして、その混入はこうじが行ったことで、龍之介は彼を守ろうとしていたのだった。

進学校に進んだことで、授業についていけなくなり、ストレスを抱えたこうじは、人形や肉、パンに針を混入させ、砂場にはガラスを埋める罪を犯していた。偶然それを見た龍之介は、毎日こうじを尾行して他の人に危害が加わらないようにしていたが、それにももう限界を感じ、警察に近所をパトロールしてもらおうと爆破予告をしていたのだった。

そんな龍之介に対し、たとえ友人を守るためであっても「罪は罪」と毅然とした対応を見せるルナに、SNSでは「ハッキリと言ったルナママのような大人が必要だったし、間に合って良かった」や「「罪は罪」「やり方を間違えた」きちんと誤りを教えて諭す…これが大人の優しさだよね」、「過去の自分を否定しないでほしいっていうルナの言葉が重い。トランスジェンダーを間接的にでも否定されたことがあり、今だって父親にも認めてもらえていない、それでもいつでも堂々と生きているルナはとても素敵だ。中学生に対しても罪は罪だと決して甘い言葉を言わないところも」などの声が。

さつきとの間に気まずい空気が漂う涼子は、帰り道、ルナに過去に自分がさつきに嘘をついたことを告白する。怪我をしてバドミントンを引退した涼子だが、その際、「どうでも良くなっちゃった」と言って、さつきが自分を待たないよう嘘をついていたのだった。
大学を中退すると言っていた娘のよしかは、「声優の学校に行きたい」と自分の思いを両親に告げる。それを聞いた涼子は、学校をやめたいじゃなくて声優になりたいと最初に言ってくれれば良いのにと言い、やりたいことを見つけたよしかの背中を押す。
後日、ルナからマドレーヌの話をされた涼子は、それが高校の側にある洋菓子店のもので、いつも部活の帰りに2人で食べていた思い出の味だったと話す。また、ルナからさつきの番号が書かれた手紙をもらった涼子は、さつきと会うことに。そして、再び涼子とさつきの友情が始まるのだった。

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のカムパネルラとジョバンニになぞらえて描かれた、龍之介とこうじ、涼子とさつきという2組の友情に「今日も良い内容だった!2組の友情が描かれていて、ルナが言った、そんな友に出会えるのは奇跡。歳を重ねるとこんな言葉もみに沁みてくるのかも。次も楽しみですわ!」や「息子も母親も途切れたと思ってた友情が続いてる事を確認できた良い話」、「二組の親友をジョバンニとカムパネルラに重ねながらも、そのどちらもがわだかまりが解けて友情を再構築するする流れになったの好き」などの声が上がっている。
【第8話あらすじ】
母(石野真子)の依頼を受けてパスコード解読の旅を続けるルナ(波瑠)と涼子(麻生久美子)の二人。だが解読のヒントは「吾輩は猫であるの初版本」「ルナと父との幼少期の謎解き遊び」「何らかの数列である」という条件のみ。そこで、より詳細なヒントを得ようと夏目漱石ゆかりの地や古書店、夏目漱石研究の専門家などを巡る二人だがいまだ解読には至っていなかった…
そんなある日、涼子はルナが経営するバーの店員・バブリー(真田怜臣)から同郷の幼馴染み・マミ(恒松祐里)が結婚するため一目でいいから彼女の花嫁姿を見届けたいと聞かされる。しかも自らの正体は隠したままにしたいという。
式の当日、ホテルに潜入する二人。だが、そのホテルで高級ジュエリーと共に、マミが母の形見として大事にしていたティアラも盗まれたことを聞かされる。しかも宝石店連続窃盗事件で指名手配中の犯人によるものとの疑いからホテルは大騒動に。バブリーを心配してこっそりホテルを訪れていたルナは、犯人探しの推理に駆り出されることに――。
「月夜行路―答えは名作の中に―」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。


