「スポーツドラマはヒットしにくい」という韓国ドラマ界の長年のジンクスを覆し、社会現象級の人気を集めた作品がある。ナムグン・ミン主演のドラマ『ストーブリーグ』(2019~2020年)だ。そして今、その成功に続こうとする新たな野球ドラマの制作が相次いで進められている。
はたして“第2の『ストーブリーグ』”と呼ばれる作品は現れるのか。同作が名作として語り継がれる理由を振り返るとともに、現在制作中の注目作3本を紹介する。
なぜ『ストーブリーグ』は伝説となった?
『ストーブリーグ』は、万年最下位のプロ野球チーム「ドリームズ」に、野球経験のないゼネラルマネージャー(GM)ペク・スンス(ナムグン・ミン)が就任し、常識破りの改革でチームを再建していくヒューマンドラマだ。

本作の最大の特徴は、試合そのものではなく、球団フロントの世界にスポットを当てた点にある。選手のトレードや年俸交渉、ドラフト会議、さらには球団内部の権力争いまで、普段は表に出ることのない球団運営の裏側をリアルに描き出したのだ。
野球に詳しくない視聴者でも楽しめる痛快なストーリーと、ナムグン・ミンの圧倒的な演技力が相まって、最高視聴率19.1%(第16話)を記録。さらに「百想芸術大賞」テレビ部門作品賞を受賞し、現在も“スポーツドラマの金字塔”として高く評価されている。
“第2の『ストーブリーグ』”になる!? 注目の野球ドラマ3選
『ストーブリーグ』が切り開いた新たな可能性に挑むべく、韓国では複数の野球ドラマが企画・制作されている。その中でも特に注目を集める3作品を紹介する。
① ハン・ヒョジュ&コンミョン主演『君のグラウンド』(原題)

先日、ハン・ヒョジュとコンミョンが野球場で試合を観戦する姿が目撃され、SNSを中心に話題となった。これは現在撮影中のドラマ『君のグラウンド』の役作りの一環とみられている。
本作はプロ野球界を舞台に、球団を支える人々の情熱や葛藤、そこで生まれる人間模様を描く作品だ。
ハン・ヒョジュの力強い演技と、コンミョンの繊細な表現力がどのような相乗効果を生み出すのか注目が集まっている。実際に球場へ足を運び、現場の空気を体感しながら役作りに取り組む2人の姿からも、作品に懸ける熱意がうかがえる。
② スカウトマンたちの知られざる戦いを描く『フルカウント』(仮題)

プロ野球界で働くコーチたちの競争を描く作品で、キム・レウォンとパク・フンが主演を務める。
プロ野球チームの裏側を舞台に、ベンチ内での権力争いや監督人事をめぐる駆け引きなど、リアリティあふれるエピソードが盛り込まれる予定だ。
さらに、『ストーブリーグ』を手がけたSBSが制作に参加することでも話題を集めており、「第2の『ストーブリーグ』になるのではないか」と期待する声も上がっている。
③ キム・ウビン主演の青春野球ドラマ『ギフト』(仮題)

不慮の事故をきっかけに特別な能力を得たプロ野球コーチが、弱小高校野球部の監督に就任することから始まる青春ドラマ。キム・ウビン、ソ・ウンス、ソ・ヒョヌらが出演する。
他の作品と異なり、高校野球を舞台にしている点が大きな特徴だ。キム・ウビン演じる監督と球児たちの成長、仲間との絆、そして感動的なストーリー展開など、スポーツドラマならではの魅力が詰まった作品として期待が高まっている。
『ストーブリーグ』が証明したように、緻密な取材に基づくリアルな描写と魅力的なキャラクターがあれば、スポーツドラマは多くの視聴者の心を動かすことができる。
ハン・ヒョジュ主演の『君のグラウンド』をはじめとする新たな野球ドラマが、どのような物語を見せてくれるのか。今後の動向に大きな注目が集まっている。
(文=韓ドラLIFE編集部)
■【関連】ハン・ヒョジュがコンミョンと野球場に登場!突然の“目撃情報”に熱愛説と勘違いされる事態に

