ファン待望の続編となるDisney+シリーズ『殺し屋たちの店 2』が、ついにベールを脱いだ。2024年に公開されたシーズン1が高い評価を受けたこともあり、本作の制作は静かに、しかし確実な歩みを進めていた。
シーズン2は2024年8月に制作プロジェクトが始動し、同年12月からプリプロダクションを経て、2025年4月10日にクランクイン。撮影開始から約2カ月後となる6月19日には、海外メディア向けに撮影セットの一部を公開する「セットビジット(撮影現場訪問)」が行われ、『韓ドラLIFE』もその貴重な機会に参加してきた。
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全150回が予定されている撮影回数のうち、ちょうど47回目の撮影が行われていたこの日。現場の熱気と、制作陣の並々ならぬこだわりを肌で感じた貴重な体験をレポートする。
深夜、長時間の移動を経た取材陣を最初に迎えてくれたのは、韓国の撮影現場の“名物”ともいえる「バプチャ(ケータリング)」だった。実際に俳優やスタッフに提供されているメニューがビュッフェ形式で並び、各自が好きなだけ取って食べられるシステムだ。これから向かう現場で、俳優たちも同じご飯を食べてカメラの前に立っているのかと想像すると、どこか不思議な感覚を覚えた。
息を呑む撮影現場とモニター越しの緊張感
食事を終え、巨大なコンテナがずらりと並ぶセット場へと足を踏み入れた。
そこで私たちを待っていたのは、なんと劇中に登場する「犬型ロボット」だった。セット内に佇むその姿に取材陣は驚いたが、CGではなく本物のアニマトロニクス(精巧なロボット)で、この作品のために実際に制作されたものなのだという。

目の前でロボットの動く姿を見ると、あまりのリアルさに驚きを隠せなかった。しかし、劇中ではこのロボットが恐ろしい「殺人兵器」として登場することを思い出すと、その不気味な迫力に、正直なところ少し恐怖を感じてしまったほどだ。
現場の心地よい緊張感が高まる中、さらに奥へと足を踏み入れると、大勢のスタッフが各々の配置でせわしなく動き回り、コンテナ内にはシーンに合わせた精巧なセットが組まれていた。私たちが訪れたタイミングでは、第3話において岡田将生、玄理、イ・ドンウクの3人が初めて出会った、ホテルシーンの撮影真っ只中。

安全上の配慮から生で演技を見学することは叶わなかったが、特別に用意された大型モニター越しに、熱気あふれる撮影の様子をしっかりと見守ることができた。「レディ~アクション!」「カット」「カットOK」といった現場特有の掛け声が実際に飛び交う中、そこには独特の心地よい緊張感が漂っていた。

特に印象的だったのは、リハーサルではなく本番に入る直前、スタッフたちが相次いで「シュート!」と叫ぶと、現場が一瞬にして静まり返る瞬間だ。本編ではたった数秒しか映らないシーンのために準備や撮影に何十分もかかることを見守りながら、プロフェッショナルたちの熱意をしっかりと受け取った。


現場の空気を味わった後、会議室にて俳優・制作陣によるグループQ&Aセッションが行われた。
登場したのは、イ・ドンウク、キム・ヘジュン、玄理、チョン・ユンハ、クム・ヘナ、岡田将生、そしてイ・グォン監督と制作会社MERRYCHRISTMASのユ・ジョンフン代表だった。キム・ヘジュン、チョン・ユンハ、クム・ヘナは近隣の宿泊施設から駆けつけたようでリラックスした服装。一方のイ・ドンウク、岡田将生、玄理はアクションシーン撮影の直後に着替えての参加だったため少し疲れた表情も見えたが、一つひとつの質問に非常に誠実に答えてくれた。
今まさに役を生きて息を弾ませている彼らの口からこぼれ落ちる言葉には、どれも現場の熱量と張り詰めた空気がそのまま宿っていた。撮影の最中という極限のタイミングだったからこそ触れることができた、役者たちのありのままの“生の声”だったとも言える。
(※グループQ&Aの内容は、【レポート後編】でご紹介)
美術監督が明かす裏側と「セット場体験」
グループQ&Aを終えた後、制作陣の特別な計らいで「セット場体験」が行われた。

今回のイベントのために保存されたシーズン2のセット場で、美術監督のイ・ミンギョン氏自ら解説を担当してくれた。
車や船が動く際の振動を再現する特殊装置が設置されたコンテナに入って実際に揺れを体感したり、劇中に登場する武器を実際に構えてみたりと、一般では決してできない貴重な体験だった。

私たちが直接見学できたセットは実に多岐にわたる。
第1話の序盤に登場する臨時ショッピングモールをはじめ、ジアンが一人で暮らす漁村の家、第2話でJ(岡田将生)がジンマンの元上司を処理するエレベーターの中などだ。さらに、玄理扮するQがロシアのターゲットを処理するクラブのトイレや、会議室、ブラザーの空間に至るまで、精巧なセットの数々をこの目で確認することができた。




イ・ミギョン美術監督によると、一つのセットを組み上げるのに1カ月半、衣装や小道具の準備には2~3週間を要するという。また、作品全体にダークな雰囲気が漂う物語であるため、衣装や小物のカラーリングに工夫を凝らし、単調さを脱却しようとしたという興味深い説明もあった。
圧倒的なスケールと制作陣の「責任感」
想像をはるかに超える人数のスタッフ、そして彼らの果てしない努力と時間が投じられるドラマ撮影現場。その光景を目の当たりにして自然と浮かび上がったのは、「責任感」という言葉だった。

これほどの熱量とプロ意識が交差する空間で、責任感を持たずに取り組むことのほうがむしろ難しいだろう。これほど多くの人々が長い時間と愛情、そして責任感を注ぎ込んだ作品が世に出た時、彼らにとって最大の報酬となるのは、視聴者からのポジティブな反響以外にないはずだ。
監督をはじめとするすべてのスタッフが、『殺し屋たちの店 2』という作品に強い確信を抱いていることが痛いほど伝わってきた。世界中で注目を集める韓国ドラマ界において、『殺し屋たちの店 2』がまた新たな歴史を刻むマスターピースになるのではないか。そんな期待を胸に、彼らの活躍を全力で応援したい気持ちにさせられた1日だった。
(文=李 ハナ)
『殺し屋たちの店 2』
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