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岸井ゆきの主演で恩田陸「ユージニア」を実写ドラマ化 11月8日よりWOWOWにて放送

恩田陸のミステリー小説を映像化した「連続ドラマW 恩田陸 ユージニア」が11月8日(日)より毎週日曜午後10時に放送・配信されることがわかった。主演は岸井ゆきのが務める。

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恩田陸のミステリー小説を映像化した「連続ドラマW 恩田陸 ユージニア」が11月8日(日)より毎週日曜午後10時に放送・配信されることがわかった。主演は岸井ゆきのが務める。

原作となる「ユージニア」は恩田陸が2005年に発表し、第59回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞した小説。国内累計38万部を誇り、2020年にはアメリカ「NYタイムズ・今年の100冊」に選出、2022年には「ドイツ犯罪小説賞・国際部門」1位を獲得するなど、英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・韓国語の6言語に翻訳され、海外でも高い評価を得ている。

書影:恩田 陸『ユージニア』KADOKAWA/角川文庫

北陸、K市の名家・青澤家で起きた大量毒殺事件。現場には、ユージニアという意味不明な言葉が出てくる詩のような一通の手紙が残されていた。当時、小学生だった目撃者のひとり、雑賀満喜子(岸井ゆきの)は、事件から10年後に、ふとした衝動に駆られ、大学の卒論の題材として、事件の関係者へのインタビューを始める。そして、少女時代の友人であり青澤家唯一の生存者である青澤緋紗子と再会。この緋紗子との出会いが満喜子の人生を大きく変え、狂わせていくことに…。彼女の論文は、後に出版されベストセラーになるが、その一冊を残したきり満喜子は突如世間から消える。

事件から約30年の時を経て、フリーライターの田波友子が再びこの事件を調べるためにK市を訪れる。そんな彼女の前に満喜子が現われ、さらに緋紗子も米国からK市に戻ってくる。数十年を経て明かされる、残された者たちの想いとは…。

主人公・雑賀満喜子を演じるのは、岸井ゆきの。11歳当時、中事件の最初の目撃者の一人となった女性で、のちに事件の経緯を卒論としてまとめ、出版社の目にとまり、小説「忘れられた祝祭」として出版しベストセラーとなる。満喜子は、ある人物の影響から、話す相手によって声色や喋り方を変幻自在に変える人物として描かれる。

この度、雑賀満喜子の役写真も解禁。満喜子は20代である1980年代に事件に翻弄される人々の話を聞いて回り、40代になった2000年代にとあるライターより事件の真相を問われる。岸井は30年の時代の流れを、一人で演じきった。

脚本は、テレビ東京系「きのう何食べた?」(19~)、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(21)をはじめ数々のヒット作を生み出し、2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」を務める安達奈緒子が担当する。安達奈緒子×岸井ゆきのはNHK土曜ドラマ「お別れホスピタル」(24)「お別れホスピタル2」(26)でお馴染みのタッグだ。

メイン監督は、長編デビュー作『金子差入店』(25)が絶賛された古川豪が務め、もう一人の監督としてNHK「東京サラダボウル」(25)、ディズニープラス「ガンニバル」(22~)などに携わってきた川井隼人が参加する。

本作は、WOWOW初の恩田陸作品の映像化、安達奈緒子による脚本はWOWOW初、古川豪がメガホンをとるのはWOWOW初、そして岸井ゆきのがWOWOW初主演と、WOWOW初の4拍子で送る作品となる。

コメント

岸井ゆきの

本作の主演が決まった時の印象
恩田先生の小説は中学の頃から拝読していたので、オファーはとても嬉しく、同じくらいのプレッシャーもありました。安達奈緒子さんの脚本だと聞き、いつも多角的に世界を描いていく安達さんとならこの物語に一緒に飛び込めるかもしれないと感じました。
実際に演じられてみて
話す人や、その時の気持ち、状況によって話す速度やイメージが変わる役だったので、シーンとシーンの繋がりを気にせずお芝居をするのは新鮮でした。
視聴者の皆様へのメッセージ
人生は選択の連続であるはずなのに、自分の意思とは別に、巻き込まれてしまった、つまり運命にもたらされた現実の中でそれぞれがどう生きるかの軌跡だと感じます。
記憶されたものと記録は同じものではないかもしれません。是非楽しんで観ていただければ幸いです。

恩田陸(原作者)

「ユージニア」の映像化が決まった時のお気持ち
2005年の刊行以来、海外からも含め映像化のオファーはいろいろいただいていたのですが、刊行20年目の節目に映像化が決まったのは、完全版が出たこともあり、感慨深いものがあります。
視聴者の皆様へのメッセージ
映像版は、またひとつの新たな『ユージニア』になっていると思います。素晴らしい脚本とキャストに恵まれ、私も皆さんと一緒にワクワクしています。

安達奈緒子(脚本)

視聴者の皆様へのメッセージ
脚本の大筋ができた頃、恩田陸先生にお目にかかる機会をいただきました。この難解であるがゆえに取り憑かれてしまう物語の“正解”が掴みたくて、わたしは縋る思いでさまざまお尋ねし、恩田先生はそのすべてに丁寧に答えてくださいました。でも先生は“わかりやすい正解”を絶妙に回避されていたように思います。
『ユージニア』は読者や視聴者を、“傍観者”という安全な場所から引きずり出す物語だと感じています。否応なく事件に巻き込まれ、自分が見たものが見たまま真実だと言いきれるのか、物語が進むにつれてわからなくなってしまう。そのそれぞれの“体験”を映像にする。大変な挑戦だと思います。けれどわたしは、この物語の駆動である満喜子が掴んだ、満喜子だけの“真実”を見てみたいと思いました。
岸井ゆきのさんが、その身体を通じて満喜子の体験を紡ぎ出してくださっています。「真実を知っているのはわたしだけ」という陶酔感に一緒に浸っていただけたらと思います。

古川豪(監督)

視聴者の皆様へのメッセージ
世界的ベストセラー小説の実写化に携わらせていただけたこと大変光栄です。
恩田陸先生が作り上げた唯一無二の世界観、ページをめくる手を止められないあの感覚を大切に、岸井ゆきのさんはじめ豪華キャスト陣、大切なスタッフたちとともに作りました。是非よろしくお願いいたします。

山田雅樹(WOWOW/コンテンツプロデュース局ドラマ制作部 チーフプロデューサー)

視聴者の皆様へのメッセージ
『ユージニア』を初めて読んだ時、読み終えた後も何かが心にくすぶり続け、まさに、それが原作世界の澱のようになかなか離れてくれませんでした。美しい過去の記憶の情景の中に描かれた事件。「誰がやったのか」ではなく「なぜ人はこの事件に狂わされ損なわれ続けるのか」という問い。そして、読者自身が物語に「参加している」ような感覚——原作出版のKADOKAWAの小寺プロデューサーにお声がけいただき、角川大映スタジオのご協力のもと、脚本に安達奈緒子さん、古川豪監督、そして、主演に岸井ゆきのさんを迎え、「この作品はこれまでにないドラマになる」という確信がありました。本作の原作『ユージニア』は、米・ニューヨーク・タイムズ、英・ガーディアン、ドイツ・ミステリー界をはじめ、6言語に翻訳され、世界中で読まれてきた物語です。その傑作が、いよいよ映像になります。事実を超えた真実で、どうか震えていただけたら幸いです。

「連続ドラマW 恩田陸 ユージニア」は11月8日(日)より毎週日曜午後10時~WOWOWにて放送・配信(全6話/第1話無料放送)。


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《シネマカフェ編集部》

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