韓国の伝統菓子「ヨッ(飴)」という言葉には、さまざまな意味が込められている。甘くて粘り気のある菓子である一方、「ヨッみたいだ」という表現になると、「クソみたい」「最悪」といった意味のスラングとしても使われる。そのため、「ヨッ」をロマンチックコメディのタイトルに用いるのは珍しい。そんな中、Netflixオリジナルシリーズ『恋は飴模様(原題:こんなヨッみたいな恋)』が誕生した。
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本作は、ペク・サンギ(演者ホ・ソンテ)を捜査中に謎の事件に巻き込まれ、記憶を失った検事コ・ジウォンが、「ヨッ村」で目を覚まし、自分をコ・ウンセ(演者ハ・ヨン)だと思い込んでしまうことから始まる。そこへ、自称彼氏と言い張る恋愛経験ゼロの男チャン・テハ(演者チョン・ヘイン)が現れ、2人がさまざまな出来事を通して成長していく姿を描く。ロマンチックコメディを軸に、スリラー、ノワール、アクションの要素まで盛り込んだ複合ジャンルの作品だ。
キム・ジャンハン監督は、8月5日に開催された制作発表会で、「『ヨッみたいだ』という表現には強いインパクトがあります。ウンセがテハに惹かれていく気持ちを認めたくない時期を表していると考えると分かりやすいと思います。また、ウンセの置かれた状況そのものが“最悪”という意味でもあり、ヨッというお菓子が甘く粘り気を持つように、2人を結びつける縁の象徴でもあります。ヨッは作り方によってさまざまな味わいが生まれますが、その点もこのドラマによく似ています」とタイトルに込めた思いを語った。

そんな“ヨッのような恋”を描くのが、チョン・ヘインとハ・ヨンだ。チョン・ヘインは、裏組織の本部長でありながらハングリー精神を持つボクサー、さらに恋愛経験ゼロという多面的なキャラクターを演じる。彼は「テハは恋愛経験がないので、好きな女性を前にすると態度がぎこちなく、不器用なんです。そこが彼の一番の魅力だと思いました。暴力団員やボクサーとしての一面に加え、純情な男の姿もお見せします。今回はこれまでとは違うアクションにも挑戦しました。相手を傷つけることではなく、守るためのアクションを意識して演じました」と見どころを明かした。
一方、ヒロインを演じるハ・ヨンは、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』をはじめ、『イドゥナ!』『トラウマコード』『鉄槌教師』など話題作への出演を重ねてきた実力派女優。本作で初めて本格的なラブコメディに挑戦する。予告編でも見せた明るくエネルギッシュな演技は、作品全体に軽やかな魅力を与えている。

ハ・ヨンは、「検事のジウォンは野心や欲が強い人物です。でも、社会の中で鎧をまとって生きてきた彼女の本来の姿が“ウンセ”なのだと思います。テハやヨッ村の人たちと出会い、少しずつ成長していく姿が描かれていて、ウンセの成長物語と言える作品になっています」とキャラクターへの思いを語った。
さらに、「主人公を任せていただけたことは本当に光栄でしたが、その反面、不安も大きかったです。うまく演じられるだろうかと心配していました。でも、打ち合わせや台本読みを重ねるうちに、その不安はすぐになくなりました。共演者の皆さんや監督が精神的にも現場でもたくさん支えてくださったので、本当に幸せな気持ちで撮影することができました。苦労した分だけ面白い作品に仕上がったと思います」と笑顔で振り返った。
『恋は飴模様』は、Netflixで8月7日より独占配信される。
(記事提供=スポーツソウル)
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