4代続く医師一家の出身であることを明かし、話題を集めた俳優のハヨン。しかし、曽祖父が親日団体の評議員を務めていたことが明らかになり、さらに本人の歴史認識の乏しさも浮き彫りになったことで、業界では相次いで関係を断つ動きが広がっている。
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ハヨンは100年続く“名門医師家系”だった…
ハヨンの本名はアン・ハヨン。曽祖父は、1902年に日本の東京慈恵医学専門学校を卒業した後に帰国し、西洋医学を教え、王室の医療スタッフとして活動したアン・サンホ氏だ。
ハヨン自身も曽祖父の経歴を誇らしく感じていたのか、8月7日に放送されたKBS2『屋根部屋の問題児たち』で、「曽祖父は西洋医学を日本へ学びに行き、漢陽で開業した最初の医師です」と語っていた。
なお、彼女が家柄を誇ったのは今回が初めてではない。ハヨンは『屋根部屋の問題児たち』に出演する以前から、インタビューなどを通じて「4代続く医師一家」であり、曽祖父、祖父、父親、姉まで、家族全員が医療関係の仕事に就いていると明かしていた。この時までは、ハヨンのいわゆる「金のスプーン(裕福な家庭に生まれた人)」という恵まれた家庭環境に多くの関心が集まっていた。

曾祖父の「親日疑惑」が浮上
しかし、ハヨンの曽祖父アン・サンホ氏をめぐる親日行為の疑惑が浮上し、状況は一変した。1918年に朝鮮総督府の機関紙『毎日新報』に掲載された記事で、アン・サンホ氏が日本人女性と結婚した後、日本式の生活様式に従っているとして、親日行為への疑惑が提起されたのだ。
さらに、祖父のアン・ブホ氏について「小鹿島(ソロクト)病院でハンセン病の治療に尽力した」としていたものの、当時の小鹿島病院は、植民地期の1916年に小鹿島慈恵医院が設立されて以降、ハンセン病患者に対する強制隔離や監禁、暴行、断種(妊娠できなくする手術)や中絶の強要、解剖、虐殺など、深刻な人権侵害が横行していた場所だっただけに、今回の論争にさらに拍車をかける形となった。
この時点では、ハヨンの所属事務所BISTUSエンターテインメントは「事実無根」とし、関連する疑惑を否定していた。しかし、曽祖父の過去の行動について次々と新たな事実が掘り起こされるにつれ、論争は瞬く間に拡大。結局、ハヨン側は「事実無根」との立場を発表した翌日に、説明を一転させた。
「追加で確認した結果、曽祖父アン・サンホ氏が1916年の大正親睦会の評議員名簿に名前を連ねていた記録が実際に存在することを確認しました。十分な検証を行わないまま『事実無根』と性急に回答し、混乱を招いたことを心よりお詫び申し上げます。ハヨンは最近、テレビ番組に出演した際、質問に答える過程で、家族4代にわたる医療従事の経歴について言及したことがあります。これにより意図せず論争を招いてしまったことについて、本人も非常に重く受け止めております。当社は今回の件を通じて、歴史的事実やある人物の経歴を世間に伝える際には、どれほど慎重な検証が必要なのかを深く痛感しました。ハヨン本人も今回の件でご心配をおかけしたことを深く胸に刻み、今後はより慎重かつ謙虚な姿勢で活動してまいります」
しかし、謝罪文の中でアン・サンホ氏を「先生」と表記していた点や、ハヨン本人が直接謝罪文を掲載していない点などが指摘され、曽祖父の親日行為をめぐる論争を収めることはできなかった。
特に、第81回光復節まであと1週間も残されていないタイミングだったことから、多くのネットユーザーから怒りの声が上がった。

謝罪後も批判は収まらず、広告、インタビュー中止が相次ぐ事態に
2019年にKBS2『ドクター・プリズナー』でデビューし、『トラウマコード』などを通じて、ようやく脚光を浴びるようになったハヨン。しかし、本人が誇りに思っていた家柄が、思わぬ足かせとなった。
ハヨンの家柄をめぐる論争の発端となったKBS2『屋根部屋の問題児たち』は、本サイト提携メディア『OSEN』の確認によると、放送局側の要請を受けて見逃し配信が停止された。
こうした論争に、誰よりも敏感な広告業界も動きを見せた。本サイト提携メディア『OSEN』の取材によると、衣料ブランド「Artid(アティード)」は、ハヨンをモデルに起用した広告をYouTubeチャンネルで非公開にした。非公開にした理由について明確な説明はなかったものの、曽祖父をめぐる論争と無関係ではないとみられている。
さらに、サムスン電子が2025年に展開した「Samsung Art TV」の広告も非公開に切り替えられた。広告業界まで動いたことは、それだけ今回の問題を深刻に受け止めているためだとの見方が出ている。
さらに、ハヨンの曽祖父アン・サンホ氏を独立運動家として紹介していた安養市の公式ブログの記事も非公開に切り替えられた。
安養市の公式ブログに掲載されていたアン・サンホ氏に関する記事には、「取材を通じて初めて知ったアン・サンホ先生。安養にはこんなにも多くの独立運動家がいるとは。独立運動というと、先頭に立って日本の指導者に立ち向かい、行動で示した人物たちもいるが、必ずしもそれだけではなく、自分の領域でも独立運動を展開できるのだと感じさせてくれた人物」といった内容が記されていた。しかし現在は非公開となっている。
また、ハヨンは8月14日に予定されていたNetflixシリーズ『恋は飴模様』のインタビューをキャンセルした。

(記事提供=OSEN)
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