長澤まさみと柄本佑、石橋静河の共演で贈る『このごにおよんで愛など』から、3人の愛おしい日々を捉えた場面写真が一挙解禁。また、長澤が柄本、石橋との共演について語るコメントが到着した。
是枝裕和や西川美和の監督助手を務め、柳楽優弥主演の映画『夜明け』でデビューを果たした広瀬奈々子監督が、「いろんな家族の形があっていいんじゃないか」と自ら企画・脚本を手掛けた本作。
既存の価値観にとらわれない作品をつくりたい、という思いから、撮影監督ヤオ・ホンイーら台湾スタッフを迎えた日台合作の意欲作。第31回釜山国際映画祭コンペティション部門<釜山アワード部門>への正式出品も決定している。

主人公・詩を演じた長澤は、舞台での共演経験もあった石橋について「彼女自身はとても芯が強くて生命力があって、ハツラツとしたエネルギーに満ちた人なんです。脚本を読んでいる段階では『石橋さんが演じる潤奈ってどんな感じなんだろう』と想像がつきませんでした」と振り返る。

彼女が演じた潤奈については「でも実際に一緒に撮影してお芝居をしていく中で、潤奈の持つガラスのような脆さや繊細さに気づかされて。それは脚本を読み込んだ石橋さん自身が作られた役の奥行きであり、壊れそうな空気感だったんだなと感じました。詩の方が一見打たれ弱そうに見えて、実は意外と何でもひょうひょうとやってのけてしまうタイプ。そんな詩を潤奈が思わず欲してしまう理由が、石橋さんの作り出した潤奈像からすごく伝わってきました」と、石橋の繊細なアプローチによって潤奈という人物が生々しく息づいたことに感嘆の声を寄せる。

また、柄本が演じた詩の夫・杜夫に対しては「人にある『優しさの見栄っ張り』というか、『良いことをしている、ちゃんと頑張れている、良い自分なんだ』とある意味鎧で固めて、本当のことが言えなかったり、自分にとっての本当の幸せを探して不安になっている人って、実は多いと思うんです」と話す。

「いわゆる『普通』であることに幸せを感じる杜夫みたいなタイプは、きっと誰もがどこか心に持っている部分。そこから新しい自分を見つけたいと思いつつも一歩を踏み出せない、どこにも振れ切れていない曖昧さを持った杜夫という役を、柄本さんが演じてくださって、それがすごく杜夫らしさを生んでいました。『もっと杜夫くんの幸せを教えてあげたいな』と思わせてくれるような役でしたね」と、大きな変化に踏み出せない不器用さや人間味をリアルに生み出し、役柄に豊かな奥行きをもたらした柄本ならではの杜夫の魅力について語る。

一方で柄本も「詩が長澤さんで、潤奈が石橋さんで、本当に良かったなと思っています。このお二人だったから、現場も乗り越えることができました」と話し、石橋もまた長澤と柄本に対して「同じ脚本を読んでいても、それぞれの解釈や視点は違いますし、現場で合わせてみたときに自分のイメージと違うこともあります。そんな時でも『まずはやってみよう』と対応がすごく柔軟で、『こうしたらもっと良くなるかも』という提案や調整を、淡々と、でも諦めずに続けられる姿勢がすごいなと、とても勉強になりました」と振り返る。

長澤、柄本、石橋の絶妙なコンビネーションが生み出した、悩みや葛藤を抱えながらもそれぞれの幸せを見出していく詩、杜夫、潤奈の物語に注目だ。
なお、長澤、柄本、石橋をはじめ、落合モトキ、松井ケムリ、のせりん、広瀬奈々子監督が登壇する、ジャパンプレミアが10月24日(土)に開催決定している。チケットぴあにて、先行抽選プレリザーブ受付期間が10月6日(火)11:00~10月12日(月)23:59、一般販売が10月14日(水)10:00~10月23日(金)16:00 まで。詳細は映画公式サイトにて確認できる。

『このごにおよんで愛など』は11月27日(金)より全国にて公開。



