阿部寛と永瀬廉が共演する外山文治監督作『ハッピーリスト』が第63回台北金馬映画祭(Taipei Golden Horse Film Festival)「Surprise Film 部門」から招待を受け正式出品されることが決定した。
長い入院生活から40年ぶりに社会へでた主人公・江川太郎(阿部寛)と、夢も目標も持てずにいる区役所の福祉課で働く岬幸太(永瀬廉)が、“やりたいことリスト”を通じて、人生を再出発する姿を描く本作。驚きの事実に着想を得た友情と希望の物語だ。

この度出品が決定した台北金馬映画祭は、台湾の首都・台北市にて11月6日(金)~11月22日(日)に開催される台湾最大規模の映画祭。中華圏をはじめアジアを代表する映画祭の一つであり、毎年、世界各地から厳選された話題作や名作が上映される。
「Surprise Film部門」は、高い話題性と作品性を兼ね備えた傑作が選出される特別プログラムで、過去には日本作品として、2022年に『ベイビー・ブローカー』(是枝裕和監督)や『ある男』(石川慶監督)などが上映された。今年、同部門に選出された日本映画・台湾映画は本作のみとなり、その注目度の高さがうかがえる。
今回の台北金馬映画祭への正式出品、ならびに現地での舞台挨拶登壇決定を受け、主演の阿部、外山監督より、喜びと意気込みを込めたコメントが到着。
阿部にとって台湾および金馬はゆかりが深く、過去には「ゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)」第61回授賞式でプレゼンターを務めたこともあるほか、主演作『夕霧花園』(2019/トム・リン監督)が第56回金馬奨で9部門にノミネートされるなど、台湾の観客との接点を重ねてきた。
阿部は「以前、金馬映画祭に参加させていただいた時、その華やかさと規模の大きさにとても驚いたことを覚えています。」と話し、「前回はプレゼンターとして参加しましたが、今回、自分が出演した作品を携えて再び金馬映画祭に参加できることを、とても嬉しく思っています」と語っている。外山監督は「歴史と伝統ある台北金馬映画祭でワールドプレミアを迎えることに、胸を高鳴らせています」と喜びのコメントを寄せた。
本作は、台湾との国際共同製作作品となり、2024年の釜山国際映画祭の企画マーケット APM(Asian Project Market)で「ONE COOL アワード」を受賞している。
コメント全文
阿部寛
以前、金馬映画祭に参加させていただいた時、その華やかさと規模の大きさにとても驚いたことを覚えています。
同時に、長い歴史を持つこの映画祭に触れて、台湾の皆さんが映画という文化を長い間、大切に育ててこられたことを強く感じました。授賞式も、司会者の方々のパフォーマンスを含めてとてもエンターテインメント性が高く、映画を心から楽しみ、祝福する場所なんだという印象が残っています。
前回はプレゼンターとして参加しましたが、今回、自分が出演した作品を携えて再び金馬映画祭に参加できることを、とても嬉しく思っています。
今回の作品は、本来なら入院する必要がなかったにもかかわらず、40 年もの間、精神科病院で暮らすことになった一人の男の物語です。
40 年ぶりに外の世界へ出た彼が、自分の人生を取り戻すために、七つの小さな目標に一つずつ挑戦していきます。決して大きなことを成し遂げようとする物語ではありません。失ってしまった時間の先で、もう一度、自分の人生を生きようとする人間の物語です。
この作品を台湾の皆さんに観ていただけること、そして映画祭という場所でどのように受け止めていただけるのか、今からとても楽しみにしています。
外山文治監督

私たちの映画『ハッピーリスト』が、歴史と伝統ある台北金馬映画祭でワールドプレミアを迎えることに、胸を高鳴らせています。
本作は台湾の素晴らしいチームと共に作り上げた作品です。国や言葉を越えて共に悩み喜びを分かち合った時間には、この映画の根底に流れる「違いを越えて歩み寄り、共に希望を育んでいくこと」そのものが息づいていたように思います。
本作を台北金馬映画祭の Surprise Film として選出してくださいました皆様に深く感謝申し上げます。台湾の皆様に『ハッピーリスト』をお届けできることを心から嬉しく思っています。
『ハッピーリスト』は2027年2月5日(金)より全国にて公開。



