『津軽のカマリ』作品情報 ドキュメンタリー
2018年11月10日 公開の映画作品あらすじ
津軽三味線の巨星、故初代 高橋竹山。明治に生まれ、幼少期に煩った麻疹によっておおよその視力を失う。北東北の過酷な環境の中、庶民の暮らしは貧しく福祉もまだ整わない時代、唯生きていく為に三味線を習い、門付けをしながら乞食同然に彷徨った。生前、竹山は「津軽のカマリ(匂い)がわきでるような音をだしたい」と語っている。彼を産み、視力を奪い、蔑み、また命の綱となった三味線を授けた恨めしくも愛おしいこの土地に初代竹山は終生拠点を置き、津軽の音を探し続けた。映画は、残された映像や音声、生身の竹山を知る人々の言葉を拾いながら、彼の人生や心模様を呼び覚ましていく。また、この地にいまも残る風習や文化、その背景に潜む受難の時代を生き、死んでいった名もなき人々にも目を向け、竹山の音に繋がるであろう津軽の原風景を浮き彫りにしていく。
予告動画・特別映像
スタッフ
- 監督
-
大西功一
キャスト
- 初代 高橋竹山
- 二代目 高橋竹山
- 高橋哲子
- 西川洋子
作品データ
- 2018年11月10日より渋谷・ユーロスペースほか全国にて順次公開
- 原題
- 公開日 2018年11月10日
- 製作年2018
- 製作国日本
- 上映時間104分
- 映倫区分
- 配給会社太秦
- クレジット© 2018 Koichi Onishi
- 公式サイト