アメコミ界ぶっちぎりの美女戦士にして史上最強の女性スーパーヒーロー『ワンダーウーマン』が8月25日(金)より全国にて公開。女性監督興行収入歴代No.1パティ・ジェンキンスによる本作は、ガル・ガドット演じる主人公・ダイアナが女性だけの島から外の世界へと渡り、人々の争いを止めるため<最強の美女戦士>として立ち上がる姿を描いています。アメコミ映画としては珍しく、観客の半数以上を女性が占め、女性たちの支持を集めていることでも話題なんです。全世界で多くの女性たちが支持する本作の魅力をたっぷりお届けします!
戦うだけじゃない! 不器用だったり
恋愛したりする人間的なところに共感!
ワンダーウーマンは、バットマンやスーパーマンに並ぶDCコミックスの人気スーパーヒーロー。と言うと…これまで映画化されてきたDCコミックスの実写シリーズを観ていないと楽しめないんじゃない? 理解できないんじゃない? と思うかもしれませんが──『ワンダーウーマン』は、そんな「DCコミックスを全く知らないんですけど…」という女性にこそオススメしたい映画です。というのもこのワンダーウーマン、かのバットマンが「地球上で最強」と認めるほど強い! でも、最強ヒーローである前にプリンセスなんです。ここが女性にオススメの重要ポイント。社会から孤立した“女性だけの島”で育った王女ダイアナが、どのようにして特別なパワーを持つ戦士=ワンダーウーマンになるのか、ワンダーウーマン誕生の物語なので、DCコミックスの知識ゼロでも全く問題ナシなのです。しかも女性だけの島に不時着した男性パイロットを助ける運命的な出会い、そこから生まれるラブロマンスもしっかり描かれます。めちゃくちゃ強いのに恋愛は初心者、そんなギャップもまた魅力的です。
ワンダーウーマンを演じるのは
最強美女ガル・ガドット
プリンセスにして最強のスーパーヒーローを演じるのは、ガル・ガドット。これまでの主な出演作は『ワイルド・スピード』シリーズなど作品数は決して多くはないので、彼女の名前を初めて耳にする人も多いかと思いますが、その美貌はすでに世界が認めています。イスラエルのテルアビブに生まれ、ミス・イスラエルのタイトルを手にし、2004年度のミス・ユニバース世界大会に祖国代表として参加。「世界で最も美しい顔100人」の2位にも選出されている、正真正銘の美女です。さらにスゴいのは、圧倒的なアクションセンス。イスラエルでは一部の特例を除いて女性にも兵役義務があり、ガル・ガドットも18歳から2年間、イスラエル国防軍で戦闘トレーナーの職務に就いていました。その経験を活かして今回は、乗馬、マーシャルアーツ、筋肉増量、ウエートリフティング、心機能増強、戦争シーンに必要な振り付け、武器のトレーニング…といった役づくりに挑んでいます。また、プライベートでは今年の3月に第2子を出産、仕事もプライベートも充実させているガル・ガドットは、まさに女性の憧れです。
ハリウッド中が
ワンダーウーマンを応援!
一足早く公開しているアメリカでは、870億円越えの大ヒットを記録! その背景にあるのは、やはり女性ファンの存在です。ハリウッドスターやセレブからの支持も高く、たとえば世界的歌姫のビヨンセ、超人気シンガーのケイティ・ペリーは「ワンダーウーマンを演じてみたい!」と言うほど熱烈なファン。また、ジェシカ・アルバやオリヴィア・ワイルド、ジジ・ハディッドなどはTシャツやバッグ、ファッションにワンダーウーマンを取り入れています。ワンダーウーマンがそれほど注目を集めているのは、75年間愛され続けているアメリカの国民的キャラクターであることはもちろん、時代が求める理想の女性像であることも大きい。女性らしさを持ちつつも強くたくましい──現代女性が目指すものがワンダーウーマンのキャラクターとピタリと重なっているのかもしれません。また、監督はパティ・ジェンキンス、女性監督です。ヒーローものはどうしてもアクションやCG、ドラマ以外が目立ってしまいがちですが、女性監督であることによって、女性が寄り添える、女性が共感する心情をしっかりと描いている。それもワンダーウーマンを応援したくなる理由のひとつです。
真っ直ぐで勇気あふれる美女戦士・
ダイアナの向こう見ずな魅力
ダイアナの魅力は、自分が信じた正義を貫こうとすること、危険を承知で勇気を持って立ち向かうことです。女性だけの島で、プリンセスとして生まれ育った彼女はそこに留まることもできましたが、彼女は外の世界からやってきたパイロットのスティーブと出会い、外の世界で起きていることを知り、自分たちも戦うべきだと主張。ものすごい正義感です。愛する母や叔母との別れは、独り立ちすることの象徴とも捉えられます。こうと決めたら突き進むダイアナですが、島を出ようと決意させたのはスティーブの存在も大きいのではないかと。それまで男性を見たことがなかった珍しさもあったとは思いますが、それ以上にスティーブに運命を感じた。彼が生きる世界に行ってみたいという好奇心があったとするならば──この人! という直感を優先するダイアナは、実はロマンチックな乙女なのです。
ダイアナとスティーブの関係が素敵なのは、一目惚れでその人しか見えなくなる…というような、ありがちな恋物語ではないところです。ダイアナはスティーブの命を救い、一方、スティーブは彼女を島の外へ、もっと広い世界へと連れ出します。互いを必要として互いから学ぶ、互いを高め合う対等な関係はなんとも素敵です。王子様を待つだけでもない、王子様がいらないわけでもない、ダイアナとスティーブの関係性は理想的、それは現代女性も求めていることではないでしょうか。また、外の世界=人間社会に慣れていないダイアナの行動はときにコミカルに映りますが、知らないことを知ろうとすることで生まれるそのチャーミングさはとても魅力的。スティーブがどんどんダイアナに惹かれていくのも納得です。
いつもダイアナをフォローしてる
スティーブが素敵すぎる!
どんなに強い女性であっても、男性にフォローしてほしいと思うのが女性の本音です。そういう意味では、スティーブのさりげない気遣いにダイアナも心揺れたはず。たとえば、故郷では当たり前だった格好もロンドンの街中では浮いて見えてしまう。彼女を気遣って、スティーブがダイアナを買い物に連れ出すエピソードは共感ポイント満載です。次々と衣装を試着するシーンはダイアナの女性らしさ、可愛らしさにドキッとするシーンでもあり、シックでエレガントなツーピースを纏ったダイアナを見てときめくスティーブの反応も可愛らしい。「世界を救いたい」というダイアナの真っ直ぐな想いに心打たれて彼女をサポートし、自分なりの正義感や男らしさを見せようするスティーブは、めちゃくちゃ格好いい!
スティーブを演じるクリス・パインと言えば、『スター・トレック』シリーズや『エージェント:ライアン』など、立ち向かう男、責任感の強い男のイメージが強いですが、『Black & White/ブラック&ホワイト』や『イントゥ・ザ・ウッズ』ではコミカルな一面も披露。ほれぼれする格好良さとちょっと抜け感のあるチャーミングさを同時に演じられる俳優です。今回のスティーブの魅力は、まさにそこにあって──自分の任務については真面目で男らしさがあり、男らしくて頑固かと思えば、自分の道を信じて自由奔放に突き進む女性に惹かれてしまう一面もある。何だかんだ言いながらも、最終的にダイアナの意見を尊重して信じてくれるスティーブはクリス・パインだからこそ成立しているキャラクターです。
<text: Rie Shintani>
とにかくカッコ良かったです! 女性の強さ、そして“愛”を感じられる映画だと思いました。諦めずに自分が信じていることを貫く姿勢や、恐れずに敵に立ち向かっていくワンダーウーマンはとても頼もしく、映画を観れば誰もが彼女に憧れてしまうはず。特に、男性を引き連れて戦いに向かう姿、そして彼女が“覚醒”する戦闘シーンが最高でした! 女性が強く見える映画って、カッコイイし、素敵ですよね。
知英
ワンダーウーマンの子供の頃から大人になるストーリーを見て、ピュアだけど、真の強さにとても心打たれて、応援したくなりました。
同じ女性としてリスペクトしてしまうくらいカッコよかったです!!
面白さもあり、爽快さもあり、そして感動する! 私の大好きな映画にランクイン♡
ローレン・サイ
女性が主役のヒーロー映画を初めて見ました! が、初めから キャストの鍛え上げられた身体、アクションのかっこよさに一瞬で目を奪われてしまいました。ストーリーも進めば進む程、主人公の魅力に引き込まれます。主人公はかっこいいだけではなく、内に秘める純粋でピュアなところもあり、そのギャップが色っぽかったり、逆に強さを感じたり。女性が憧れるかっこいい女性なのかなと思います。すっかりワンダーウーマンのファンになりました❤
林田岬優
8.25 【FRI】全国ロードショー
© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
PROFILE
1994年1月18日生まれ、韓国出身。世界配信デビュー曲「RADIO」(世界47か国配信)では、iTunesポップ、トップソングチャート1位を記録。女優としても幅広い役柄を演じ、今後は映画『DC スーパーヒーローズ VS 鷹の爪団』(10/21土公開)ヒロインのハーレイ・クイン役で声優を務める。