2005年も引き続きブームの予感!? vol.2 これぞ本格派の韓国俳優!
ぺ・ヨンジュンだ、イ・ビョンホンだ、ウォンビンだと、韓国イケ面たちに群がる日本の熟女たち。まだまだとどまるところを知らない気配の韓流ブームですが、前から申しておりますように、私は二枚目系(と言われる人々)より、演技派がお気に入り。
最新ニュース
コラム

昨年公開された『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシク氏にはほとほと驚かされましたが、この2月公開の『大統領の理髪師』で主役を演じているソン・ガンホも素晴らしい。有名な作品では、『シュリ』『JSA』『殺人の追憶』など、日本でも話題となった秀作にはほとんど絡んでいる人。つまりは、韓国映画ブームをしっかり支えている土台のような人なのです。全然かっこよくないけれど、いい味だしてる。まさにこれぞ本格派、という感じです。
人情ものなどをやらせればピカいちで、きめ細やかに人の心の動きを体現することのできる超演技派。『大統領の理髪師』では、たまたま大統領お抱えの理髪師になってしまうお調子者の父親を演じているけれど、急激な状況の変化にとまどう様子や、オタオタする小市民ぶりがなんども上手い。大統領のヒゲを剃っている時にうっかり頬を切ってしまった時の「あっ」という表情なんて見ものです。二枚目スターもいいけれど、やはり演技や役柄によって違った魅力を披露してくれる性格俳優というのも、映画を楽しくしてくれる大きな要素というわけです。
まあ、なーんて言いながらも、先日お会いした『オオカミの誘惑』主演のカン・ドンウォン(韓国じゃ、若手人気ナンバーワンらしい)には、思わずおメメがハートになってしまったのだけれど…。
この記事の写真
/