『キャッチ ア ウェーブ』三浦春馬・木村了・濱田岳インタビュー
3人の高校生の“一生を変えるひと夏”を描いた青春映画『キャッチ ア ウェーブ』。現役高校生の豊田和真が高1の夏に書いたという同名小説の映画化だ。主演の三浦春馬、共演の木村了、濱田岳に映画の魅力をインタビューした。
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3人の高校生の“一生を変えるひと夏”を描いた青春映画『キャッチ ア ウェーブ』。現役高校生の豊田和真が高1の夏に書いたという同名小説の映画化だ。主演の三浦春馬、共演の木村了、濱田岳に映画の魅力をインタビューした。
サーフィン初体験の感想は?
三浦「出演の話をもらうまでは『かっこいいスポーツだな』という程度の意識しか持っていなかったんです。でも原作に書いてあった──他のスポーツにはないスピード感、風の感じ方が違うというその感覚を感じてみたいなと。実際、サーフィンは足に伝わる感覚が硬くないというか……スノーボードやスケボーとは全然違いました」
木村「実はサーファー役は今回で3度目なんです。でも、サーファーを演じてもサーフィン自体はやったことがなくて……だから興味のあるスポーツではあったんですよ。で、やってみたらハンパなくはまってしまった(笑)。どんなスポーツでもコツをつかむって難しいと思うけど、サーフィンは極限だなって思いました」
濱田「僕も興味は持ってはいたんですが──実際にやってみると、ほんと奧が深いスポーツだなぁと。厳しすぎる自然のなかでうまく波に乗れないことがまた楽しいんです。あっ、別に僕がマゾっていうわけではないんですよ(笑)。一向に上手くならないんだけれど、何故か楽しいんですよね」
これを機に「サーフィンを続けていきたい」という3人。特に、数カット以外はすべて本人で撮影できるまでの上達ぶりをみせた大洋役の三浦はすっかりサーフィンの魅力にはまり、撮影後も続けているとか。
役柄同様に年齢の近い3人だが、撮影現場はどうだったのだろうか。
木村「ケンカもなく仲良かったですよ。ずっと一緒の部屋だったし。そうそう、春馬がものすごくかわいいなぁと思ったことがあるんですよ。夜、寝るときに眠れなかったらしくて、寝ようとしていた僕に『リョウちゃん、お話して?』って言うんです。もう、めっちゃかわいいなコイツって(笑)。僕、兄貴2人で末っ子なんで、そんな春馬が弟みたいでかわいいかったですね」
3人にサーフィンの手ほどきをするデューク役の竹中直人は、いつにも増してぶっ飛んだおっさん役(実は伝説のサーファー役)。そして、それに続くムードメーカーとして笑いをさらってくれるのが濱田くん扮する田口だ。
濱田「あ、ありがとうございますっ(笑)。でも、田口も自分もヘタレですよ(苦笑)。監督からは常にプレッシャーをかけられたんです。ああいうお笑いキャラだったので『お前は面白いことをやって当たり前だよな』、『次ももちろん、笑わせてくれるんだろう?』みたいな、無言のプレッシャーがありました(苦笑)。まあ、窮地に立たされたからできたっていうのもあるんですけどね」
竹中直人さんとの共演の感想は?
木村「ただただ、毎回吹き出してばかりで(笑)」
三浦「そうそう(笑)。特に印象深いのは、やっぱり全裸のシーンかな(笑)」
濱田「あと、訳もなく顔が近すぎたり、アドリブで歌って踊ったり、とにかく笑いが絶えなかったよね」
『キャッチ ア ウェーブ』と出会って成長したなと思うこと、また作品のみどころは?
三浦「演技についてはたくさん反省点があるので、それを今後に生かしていきたいです」
木村「短い撮影期間だったけど、精神的にかなり鍛えられました(笑)」
濱田「純粋にサーフィンを楽しんでいる3人の姿が一番のみどころ。その楽しさがみなさんに伝われば嬉しいです」
日本で初めての本格サーフィン映画となる『キャッチ ア ウェーブ』は、今年の夏をさらに暑くすることだろう。そして、スクリーンに映し出される16歳の夏を輝かせる音楽──主題歌はDef Tech(デフテック)、音楽はDEPAPEPE(デパペペ)というコラボレーションもみどころだ!
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『キャッチ・ア・ウェーブ』
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場情報:4月29日より、シネマGAGA!、テアトル新宿、池袋シネマサンシャイン、梅田ブルクほか全国にて公開
(C)2006「キャッチ ア ウェーブ」製作委員会
《シネマカフェ編集部》
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