『長い散歩』2006年モントリオール世界映画祭三冠受賞
12月より渋谷Q-AXシネマほか全国順次公開となります、奥田瑛二監督、緒形拳主演の『長い散歩』が、カナダのモントリオールで4日開かれていた第30回2006年モントリオール世界映画祭のコンペティション部門で、最高賞にあたるグランプリを受賞した。ほかに、国際批評家連盟賞と、エキュメニック賞(人権問題に関わる優れた作品に与えられるキリスト教団体からの賞)も受賞し、計三冠を受賞した。
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会場では受賞の発表と同時に満場の拍手が巻き起こり、特に審査委員長のキャシー・ベイツ(『ミザリー』で第63回アカデミー賞主演女優賞受賞)は興奮を抑えられないほど大絶賛。モントリオールの街でも道行く奥田監督にあちらこちらから声がかかるほど大きな評判となっている。
高岡早紀「日本での公開を前に、うれしいことになり、ワクワクしている。人はみな心の闇を持っていて、それをどう消化すればいいのかが分かりにくい。そんな現代を生きる厳しさを描写したことが評価されたのでは。奥田監督は俳優の心が分かる方。(娘を虐待するという)難しい役に、演技に集中できるよう細やかに心配りしてくださった。すごい人だと思う。」
松田翔太「奥田監督おめでとうございます。僕も心から嬉しいです。僕にとって、初めての海外映画祭出品作品がグランプリをとったことを誇りに思います。現地のスタッフ、監督を信じて勉強したことが海外で評価され光栄です。」
《シネマカフェ編集部》
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