映画にまつわるファッション小噺 vol.11 ご褒美
最近、美女よりも、いい男へのインタビューが続いている私。先週は、真田広之氏、キリアン・マーフィーと、日英のCOOL GUYに大接近してきました。
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真田氏は『上海の伯爵夫人』で、キリアンは『麦の穂をゆらす風』で、それぞれスーツスタイルが印象的。でも、実際にお会いしたときは、シャツ&Tシャツというカジュアルな装い。それがまた素敵。しかも、気取ったところが全くなく、とても誠実なお二人でした。例え、飛ぶ鳥を落とす勢いの話題の俳優であろうとも、普通にいい人なんだと感じられると、当たり前なこととはいえ、ちょっと嬉しくなるものです。
別々の作品への取材ではあったものの、実は彼ら、現在ポス・プロ中のダニー・ボイル監督最新作『Sunshine(原題)』で共演しています。なんという偶然! 新作もどんなものになるのか今から楽しみ。
さて、先週は美味しい取材が続いたけれど、別にいつもいつも美味しい仕事ばかりなわけではありません。先日も編集部のSエディターとそんな話をしたところ。「インタビューで素敵な人と会えるなんて、日々の地味な仕事のご褒美のようなものよね」と。編集関係といえば、すぐに華やかな仕事を思い浮かべる人もいるようだけれど、それは大きな間違い。たいていは、細かくて煩雑な仕事の積み重ねですから。今日も明日も明後日も、“嬉しいご褒美”を楽しみに、地味にコツコツ働く私。その証拠に、今週は締め切りとにらめっこしながら、ひたすら書いて書いて書きまくるという地味週間なのであります…。
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