ひそかに全米歌手デビューも!?『無花果の顔』桃井かおり、石倉三郎、高橋克実初日舞台挨拶
桃井かおりが自ら脚本も手がけ映画初監督に挑んだ『無花果の顔』は、ごく普通の門脇一家が平凡に見える日常の背後でドラマチックな人生を送る姿を、独創的なスタイルでつづるファンタジー・テイストの家族ドラマ。10月に韓国で行われた第11回釜山国際映画祭に正式招待された本作が、12月23日(土)シネマスクエアとうきゅうにて初日を迎え、監督ならびに石倉三郎、高橋克実ら出演者が初回上映終了後に舞台挨拶を行った。
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桃井監督は、「今日やっと作品を手放せるので、ホッとしています。今日来てくださったお客さんのことは共犯者だと思っているので、チケットをもう2、3枚買って、お友達や家族に売りつけて下さい(笑)。大作がたくさん公開されていますが、この作品はそういった大作と戦っている映画。日本人ならこの映画を観て下さい」と、初監督作品にかける意気込みを十分語った。
また12月20日(水)に発売されたサウンドトラックに収録されている主題歌「いちじくの唄」の日本語部分を、実は桃井さん自身が歌っていることについて、「日本語の歌詞で不純なものを入れたくて作詞しました。仮歌を入れたら、声が似ているということでそのままCDになって」と“静かなる全米歌手デビュー”を飾っていたことも明かした。
門脇家の父を演じた石倉さんは、「オファーが来て、天にも舞い上がるくらいの気持ちで撮影に入ったら、現場は地獄。初めて、“仕事したなぁ”と思ったくらい大変でした。釜山国際映画祭で、海外の辛口で有名なメディアの方に、『この作品がコンペに出ていたら、あなたは男優賞を取っていただろう』と言われ、諦めずにコツコツやっていたら、こういうチャンスもあるんだなと。今年還暦なんですが、最高のはなむけになりました」と、桃井作品に参加した喜びを語った。
また門脇家の“新しい父親”役を演じた高橋さんは、「子供の頃から憧れていた桃井さんでしたが、現場に行ったら本当に大変でした。まさに桃井ワールド炸裂で、ノロウィルス以上です。完成した作品を観て、ワンシーンごとに色々と思い出しました。そんな作品も珍しいのですが…。色彩感覚といい大好きな作品です」と、自ら桃井ワールドのファンであることを公言。
『無花果の顔』は、来年2月8日よりドイツにて開催される第57回ベルリン国際映画祭インターナショナル・フォーラム・オブ・ニュー・シネマ部門への正式招待も決定。原案から脚本、監督まで純正・桃井かおりを詰め込んだ本作が、その個性的な映像センスで、日本、そして世界にどうアプローチしていくかに期待がかかる。
《シネマカフェ編集部》
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