“真の意味でタフな男気溢れる俳優”も伊達じゃないマーク・ウォールバーグ
スティーヴン・ハンターのベストセラー小説を映画化した『ザ・シューター/極大射程』で、マーク・ウォールバーグは骨太なアクションヒーローになった。彼が演じるボブ・リー・スワガーは、心に傷を負った元・海兵隊のスナイパー。山奥で愛犬のサムと静かな生活を送っていたが、大統領暗殺犯の汚名を着せられ、名誉回復と真相究明のために立ち上がる。
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寡黙なスワガーは感情をあまり表に出さない。名誉を傷つけられた時も、愛犬を殺された時も、相手への容赦ない攻撃で怒りの度合いを表現する。表情から確認できる怒りは眉間の皺だけだ。そんなスワガーなので、海兵隊時代に負った心の傷をわかりやすく撫でるようなことはしない。ただ、私たちは彼が死んだ相棒の未亡人と交わす少ない会話の中で、その傷の深さを知ることができる。さらには、スワガーと未亡人の間にロマンスが生まれるかもしれない可能性も、決して大仰ではない、何気ない仕草の中に見てとることができる。
マーク・ウォールバーグは、この寡黙なヒーローによくマッチしている。前作『ディパーテッド』であっさりアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたスマートさ、ショウビズ界をサバイブし、一目置かれる役者へといつの間にか成長していたタフさが、不言実行の男・スワガーを演じる上で功を奏している。
「遂にアクション映画が、真の意味でタフな“男気”俳優マーク・ウォールバーグを必要とする時がきたのだ!」の一文が公式サイトにも記されている。また大げさな…と鑑賞前は思ったが、もしかしたらそれは真実なのかもしれない。
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