東国原知事も応援に登場! 美波、吉沢悠をゲストに宮崎映画祭開幕
東京から飛行機で約1時間半で着く日本の南国、宮崎。地鶏とマンゴーで有名なこの地で6月9日(土)から8日間にわたって宮崎映画祭が開催される。1995年に始まり、今年で13回を迎える宮崎映画祭。市民の手によって作られるこの映画祭の特徴は何と言っても手作りの温かさ。決して規模は大きくないが、その土地ならではの空気とともに映画が楽しめる、それが地方で行われる映画祭の魅力だ。8日(金)には宮崎山形屋(百貨店)の四季ふれあいモールで多くの宮崎市民に見守られて前夜祭を開催。映画祭のオープニング上映作品である『逃亡くそたわけー21才の夏』に主演する美波と、吉沢悠をゲストに迎え、さらに連日その顔を見ない日はない、東国原英夫知事も登場して開幕を宣言した。
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『逃亡くそたわけー21才の夏』は芥川賞作家(2006年に「沖で待つ」にて第134回芥川賞受賞)、絲山秋子の同名小説の映画化。躁鬱で博多の精神病院に入院していた主人公・花ちゃんとなごやんが病院を抜け出し、福岡から鹿児島を横断するという青春ロードムービーだ。そして、2人が逃亡の途中で立ち寄るのがここ宮崎の市街地。宮崎フィルムコミッションの協力を得て、昨年の9月下旬に撮影が行われた。その時、初めて宮崎を訪れたという美波さんと吉沢さん。
「映画はオールロケ。ほとんど山の中での撮影でしたが、そんな中、宮崎での撮影は唯一ゆったりできた気がします」(吉沢)
「とてもきれいな街です! 宮崎で泊まったホテルがこの撮影の中で一番豪華でした」(美波)と、撮影を振り返る2人。もちろん映画についてもしっかりアピールしてくれた。
「タイトルに負けていない映画になっていると思います」(美波)
「旅を通じて花ちゃんとなごやんが成長していく物語です。映像にもこだわっているので、ぜひその辺も楽しんでください」(吉沢)
続いて「おもてなし日本一!」を目指す、東国原知事からはこんなメッセージが。
「『逃亡くそたわけー21才の夏』には宮崎市の若草通が映っています、また映画祭で上映される『歌謡曲だよ、人生は』で瀬戸朝香さんが着ているバスガイドの制服は宮崎交通の制服です」と、いつもの饒舌トークで裏話を披露してくれた。
秋の全国ロードショーに先駆けていち早く目にすることができる『逃亡くそたわけー21才の夏』をはじめ、『麦の穂をゆらす風』、『叫(さけび)』、『イン・ザ・スープ』など新旧、洋画邦画問わずに集められた14作は、「みんな映画で、つながってる。」という今回のテーマにふさわしい作品ばかり。宮崎に行ってみたいな〜と思っている方、しかも映画好きな方、この機会に宮崎を訪れてみてはいかが?
《text:Rie Shintani / photo:utamaru》
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