ドリカム生歌に熱狂! 小出恵介「鳥肌がブワァーっと出た」
10代を中心に絶大な人気を誇る作家・乙一の同名の小説をもとに、映画、ドラマでの活躍がめざましい成海璃子と小出恵介の2人を主演に迎えて映画化した『きみにしか聞こえない』。携帯電話を通じてつながる2人の若者の姿を美しくも切なく描いた本作のプレミア試写会が6月14日(木)に行われた。上映前には本作の主題歌を手がけたDREAMS COME TRUEが登場し、この映画のために書き下ろした新曲「きみにしか聞こえない」を熱唱。会場は大興奮に包まれた。さらに成海さん、小出さん、そして本作で初めてメガホンを握った荻島達也監督が舞台挨拶に登壇し、作品や撮影の様子について語ってくれた。
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先日発売されたばかりの主題歌が観客の前で披露されるのはこの日が初めて。試写会場は突如としてライブホールさながらの熱狂に包まれた。その歌声の余韻冷めやらぬ会場に登場した成海さんと小出さん、荻島監督、そしてドリカムの2人を大歓声が迎えた。成海さんも会場の熱気に驚いた様子。「今回のリョウという役は今まで演じたことがないくらい繊細で傷つきやすい女の子でした。(小出さん演じる)シンヤと出会うことで、少しずつ前向きに成長してゆく姿を観てください」と呼びかけた。成海さんとのラブストーリーでありながら、ほとんどのシーンが一人での撮影だった小出さんは「離れたところでリョウを想う、ということで一人きりで璃子ちゃんへの妄想を膨らませました…それはそれでよかったですね」とニヤリ。いったいどんな妄想が?
電話が本作の重要なツールとして登場するが、成海さんが「携帯は持ってますが全然使えないんです。メールを打つのも下手だし、電話もほとんど1分以内で切っちゃいますね」と語る一方、小出さんは「最近鳴らないんです、僕の携帯電話…悩みですね」とのこと。電話を待つ相手はもちろん…!? 電話でのコミュニケーションを中心としたこの作品を通じて「自分の気持ちを言葉にする大切さを実感しました」(成海さん)、「言葉一つで考え方が変わるものだと学びました」(小出さん)と口を揃えた。
素晴らしい歌声を披露してくれたドリカムの吉田さんは、成海さんと小出さんからの「涙が出そうになった」、「鳥肌が立った」という、生演奏への感動の言葉に終始照れっぱなし。「監督とお話して、2人の気持ちや心の動きを歌にしました」と曲に込めた思いを説明する。映画については「静かでキレイな映画ですが、底には何かを欲する強い気持ちが流れている作品だと思います。人は誰でも出会う力を持っている、と教えてくれます」と語ってくれた。開口一番「ドリカムの男のほうです」と場内の笑いを誘った中村さんは「セリフなしで表情で感情の移り変わりを表現する小出くんと璃子ちゃんが素晴らしいです」と絶賛した。中村さんは主題歌のみならず本作の音楽監修も務めるが、繊細な2人のやりとりからどんな音楽を紡ぎ出されたのか、こちらも注目したい。成長著しい若き2人の俳優に日本を代表するミュージシャンの音楽と見どころ満載の『きみにしか聞こえない』は6月16日(土)より池袋シネマサンシャインほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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