安良城紅がエッチな暴走キャラを気合で熱演! 『ブラブラバンバン』完成披露
素晴らしい音楽を聴くとエッチな気分になってしまうという特異体質の女子高生を主人公に、つぶれかけた吹奏楽部のコンクールに向けた奮闘を描いた青春映画『ブラブラバンバン』。人気漫画家・柏木ハルコの同名漫画を映画化した本作の完成披露試写会が11月28日(水)に行われ、主演の安良城紅に足立理、近野成美、草野陽花監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。
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ユニークなキャラクターのヒロイン・芹生百合子を演じた安良城さんは自身が演じた役の見どころについて「芹生は多重人格といっても過言ではない人間で、いろんな表情を持ってます。普段の無表情なときと、良い音楽に触れて異常なほど感情が表に出てくるときのギャップに注目して観てほしいです」と語ってくれた。演じる上での苦労について訊いてみると「暴走して男の子を襲っちゃったりするシーンは気合で演じました(笑)。普段の私はすぐに感情が表に出てしまうので、暴走シーン以外の無表情での演技の方が大変でした」という。こうしたキャラクター作りに加え、ホルンの演奏や指揮でも苦労したとか。「指揮はリズムが大切なので特に難しかったですね。撮影では実際にみんなが演奏し、私が指揮しているのですが、多くの練習を要しましたしすごく緊張しました」とふり返った。
「初めて坊主頭で演じましたけど寒かったです(笑)」と語るのは、吹奏楽部の設立に燃える男子高生・八田役の足立さん。演奏のシーンについて「“良いものを作ろう”という気持ちがみんなの中にあって、キャスト同士でよく話し合い、そして撮影後にはよくみんなで練習しました。こうしたみんなの気持ちが映画の中によく出ていると思います」と胸を張った。
近野さんが劇中で担当したのはパーカッション。「これまでの作品では、私自身がいかにがんばるか、という感じだったんですが、この作品に関してはみんなで協力してやることが本当に重要でした。パーカッションは、元々リズム感がない私には本当に大変だったんですが、練習しているといつもみんなが『一緒にやろう』って言ってくれて。『一人じゃない、仲間がいる』というのを強く感じました」と語ってくれた。
草野監督は「原作の漫画は素晴らしいんですが、奇妙キテレツで『なんじゃこりゃ?』という感じの作品。映画として作る上で僕なりに咀嚼し、解釈する必要がありました。苦悩の末に頭をよぎったのは“モンスター”という言葉。芹生百合子はモンスターである。そして彼女はモンスターであると同時にただの女の子なんだということ。これを部員たちが一致団結していく姿と重ねながら描いていきました」と熱く語ってくれた。「とにかく音楽が素晴らしいです」(安良城さん)、「最後の演奏シーンは本当に素敵で、そこだけでも観る価値はあります」(草野監督)と語るように、音楽シーンに並々ならぬ熱い思いが込められた『ブラブラバンバン』。公開は2008年3月、渋谷Q-AXシネマほか全国にて。
《シネマカフェ編集部》
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