「良い音楽を聴くとハイになる」安良城紅『ブラブラバンバン』で暴走キャラに!?
ユニークな視点と発想で多くのファンをもつ、柏木ハルコの「ブラブラバンバン」。良い音楽を聴くと異常なまでに気分が良くなり、少々エッチな暴走キャラに変身してしまう女子高生・芹生百合子が主人公の学園音楽コミックだ。その本作が映画化され、キラキラした青春の一幕を切り取った、爽やかかつ異色の学園音楽作品が誕生した。出演は安良城紅、岡田将生、近野成美、徳永えりなど、将来の日本映画界を担うであろう若手俳優たち。映画初出演でありながら主人公の芹生を演じた安良城さんに話を聞いた。
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「やっぱり初めてだったのでどうなるか…。撮影されたものがどう編集されるのか全然想像できなくて」と笑う。
「作品を観たときは、『あのときのシーンがこうなったんだな』って感動しました。いくら台本を読んでも、シーンとシーンの繋がりが全然分からなかったんです。こんなすごい役をいきなり演じていいのかなと思いました」。
2004年にアーティストとしてデビューして以来、音楽というフィールドで活躍してきた安良城さんだが、2006年にアンドリュー・ロイド・ウェバー作のミュージカル「ザ・ビューティフル・ゲーム」にも出演している。
「最初は舞台と似ているのかと思っていたんですけど、全然違いました。舞台って生で通しなので、気持ちやテンションをキープし続けられるんですけど、映画の場合は2日前に撮ったシーンとの繋がりを考えながらやらなきゃいけない。それに、長い間そのテンションのままでいなきゃいけないんですよね。それから舞台って近くまで寄ったり細かい部分は見せられないじゃないですか? でも映画はアップも撮影しますし。そういう意味でも緊張しました」。
しかも安良城さんが演じる芹生はちょっとエキセントリックなキャラクター。監督には「思いっきりやっていいよ」と言われた。
「芹生って、良い音楽を聴くと、普段の我慢や壁が一気になくなっちゃうんですよね。その表情のギャップに気を付けました。演奏シーンについては、いままでのアーティストとしての活動を生かして、安良城紅らしい音楽の気持ちよさを感じて演じればいいと、監督も言ってくださったので、そこは少しホッとしました(笑)」。
そんな芹生というキャラクターについて安良城さんはこう分析する。
「人にはあまり見せないんですけど、音楽に関してはすごく熱心なんです。ブラスバンド部のみんなが目指してる“普門館”っていうところに、みんなと一緒に行きたいっていう気持ちがすごいんです。だから、みんなが知らないところで、いっぱいノートに書き込んで練習したりして。みんなの前ではそっけない感じなんですよね。冷たいというか、表情もあまり変わらないし。でも実はすごい熱心というところがかわいいんです。あんまり素直じゃないけどすごい頑張り屋さん。ちょっといい音楽を聴くと、おかしくなったりするけど、でも逆に、それくらいの天才的な感性を持ってる女の子ですよ」。
ではその芹生と、アーティストとしての活動がメインの安良城さんに共通点はあるのだろうか?
「音楽くらいしかないですよ(笑)。でも良い音楽を聴くとすごく気持ちよくなるというか、ハイになるという芹生の体質はすごく共感できますね」。
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