役柄以上にチャーミングな『アイアンマン』のロバート・ダウニーJr.
『スパイダーマン』、『バットマン』シリーズでおなじみのアメコミから新たに誕生したヒーロー、『アイアンマン』。天才的頭脳を持つ発明家であり、兵器開発企業のCEOでもある彼が、ある事件をきっかけに戦争のためではなく、平和のための武器を開発しようとする主人公、トニー・スタークを演じたのは、『チャーリー』、『ゾディアック』などで人気の実力派俳優、ロバート・ダウニーJr.。先日、『アイアンマン』のプロモーションで来日したロバートに話を聞いた。
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『スパイダーマン』、『バットマン』シリーズでおなじみのアメコミから新たに誕生したヒーロー、『アイアンマン』。天才的頭脳を持つ発明家であり、兵器開発企業のCEOでもある彼が、ある事件をきっかけに戦争のためではなく、平和のための武器を開発しようとする主人公、トニー・スタークを演じたのは、『チャーリー』、『ゾディアック』などで人気の実力派俳優、ロバート・ダウニーJr.。先日、『アイアンマン』のプロモーションで来日したロバートに話を聞いた。
「武器やアーマーを自分で作るなんてマニア心をくすぐるよね」
先日の記者会見でも、いわゆるヒーローものの出演に対して「誰も観てくれない映画に出るのに飽き飽きしてた」とマスコミを笑わせたロバート。主人公のトニー・スタークという人物はヒーローでありながら、プレイボーイでもあり、非常に魅力的な人物だ。
「僕はチャーミングな役を演じるのが得意なんだ(笑)。驚くような才能と知性を持ったアイアンマンに、ずっと魅力を感じていた。それに武器やアーマーを自分で作るという設定は、最高にマニア心をくすぐるよね」と語る。
本作のヒットは、ロバートをして「いまが役者として最高のとき」と言わしめた。
「25年もやってれば1年くらい良い年があってもいいよね(笑)。僕は今回、自分を相当追い込んでこのトニー・スタークというキャラクターを演じた。そして、映画がヒットした。次回作では、これ以上のものを作らないといけないから、大変だと思っているよ」。
確かに、これまでのロバートの出演作を見ても、『『アイアンマン』ほどのアクションをしているところは見たことがない。精神的にだけではなく、肉体的にも追い込まれたということだろう。
「この映画に出るなら、たるんだ筋肉ではダメ。だから筋力トレーニングをとことんやったんだ。“『アイアンマン』を撮る”というサバイバルのためのトレーニングとも言えるね。もちろんスタントのコーディネーターと一緒にトレーニングしたんだけど、ほとんどのシーンは身体に部分的にスーツを装着して、CG処理をしてるんだ。腕や、胸にアイアンマンのパーツを装着して、サイボーグのようだったよ」。
「あのスーツ、イケてるでしょ? バーベキューや洗車ができると便利だよね(笑)」
トニー・スタークが“アイアンマン”と成り得る最大にして唯一の条件がパワードスーツ。金属で出来た等身大ロボットのようなスーツだ。
「アイアンマンのスーツを着た最初の30分は、最高にかっこいいハロウィンの衣裳を着た気分だったよ。でもあれを着て演技をすると、2時間くらいで精も根も尽き果てちゃうんだよね。別に閉所恐怖症ではないけど、『もう充分、スタントマンの出番だよ』って言いたくなるんだよ…」。
映画で見る限り、トニーはいとも簡単に軽々と着ているが、現実の撮影現場となると確かにアクションシーン以上の苦労があるだろう。それでも、ロバート自身がパワードスーツを持っていたら、どんなスーツにしたいだろうか?
「映画の中のスーツ以上のものなんてないよ! あれはイケてるでしょ? それでも何かほかの機能を付けるとしたら…、うーん、まずベビーシッターでしょ? それにバーベキュー、それから洗車も出来ると便利だよね(笑)」
これまでにも数多くの“アメコミヒーロー”が私たちを魅了してきた。しかし『アイアンマン』は、そのどれとも違う魅力を備えているように思う。昨今のハリウッド映画では当たり前にある“続編”が当たり前ではなく、むしろ“ぜひとも作ってほしい”と積極的に思えるのは、きっとトニー・スターク以上にチャーミングなロバート・ダウニーJr.という存在のなせる技だろう。
「武器やアーマーを自分で作るなんてマニア心をくすぐるよね」
先日の記者会見でも、いわゆるヒーローものの出演に対して「誰も観てくれない映画に出るのに飽き飽きしてた」とマスコミを笑わせたロバート。主人公のトニー・スタークという人物はヒーローでありながら、プレイボーイでもあり、非常に魅力的な人物だ。
「僕はチャーミングな役を演じるのが得意なんだ(笑)。驚くような才能と知性を持ったアイアンマンに、ずっと魅力を感じていた。それに武器やアーマーを自分で作るという設定は、最高にマニア心をくすぐるよね」と語る。
本作のヒットは、ロバートをして「いまが役者として最高のとき」と言わしめた。
「25年もやってれば1年くらい良い年があってもいいよね(笑)。僕は今回、自分を相当追い込んでこのトニー・スタークというキャラクターを演じた。そして、映画がヒットした。次回作では、これ以上のものを作らないといけないから、大変だと思っているよ」。
確かに、これまでのロバートの出演作を見ても、『『アイアンマン』ほどのアクションをしているところは見たことがない。精神的にだけではなく、肉体的にも追い込まれたということだろう。
「この映画に出るなら、たるんだ筋肉ではダメ。だから筋力トレーニングをとことんやったんだ。“『アイアンマン』を撮る”というサバイバルのためのトレーニングとも言えるね。もちろんスタントのコーディネーターと一緒にトレーニングしたんだけど、ほとんどのシーンは身体に部分的にスーツを装着して、CG処理をしてるんだ。腕や、胸にアイアンマンのパーツを装着して、サイボーグのようだったよ」。
「あのスーツ、イケてるでしょ? バーベキューや洗車ができると便利だよね(笑)」
トニー・スタークが“アイアンマン”と成り得る最大にして唯一の条件がパワードスーツ。金属で出来た等身大ロボットのようなスーツだ。
「アイアンマンのスーツを着た最初の30分は、最高にかっこいいハロウィンの衣裳を着た気分だったよ。でもあれを着て演技をすると、2時間くらいで精も根も尽き果てちゃうんだよね。別に閉所恐怖症ではないけど、『もう充分、スタントマンの出番だよ』って言いたくなるんだよ…」。
映画で見る限り、トニーはいとも簡単に軽々と着ているが、現実の撮影現場となると確かにアクションシーン以上の苦労があるだろう。それでも、ロバート自身がパワードスーツを持っていたら、どんなスーツにしたいだろうか?
「映画の中のスーツ以上のものなんてないよ! あれはイケてるでしょ? それでも何かほかの機能を付けるとしたら…、うーん、まずベビーシッターでしょ? それにバーベキュー、それから洗車も出来ると便利だよね(笑)」
これまでにも数多くの“アメコミヒーロー”が私たちを魅了してきた。しかし『アイアンマン』は、そのどれとも違う魅力を備えているように思う。昨今のハリウッド映画では当たり前にある“続編”が当たり前ではなく、むしろ“ぜひとも作ってほしい”と積極的に思えるのは、きっとトニー・スターク以上にチャーミングなロバート・ダウニーJr.という存在のなせる技だろう。
《photo:Hirarock》
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