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笑顔全開のジェラルド・バトラーがチャーミングな『P.S.アイラヴユー』に涙する

アイルランド元首相の娘であるセシリア・アハーンが執筆し、世界各国でベストセラーとなった純愛小説を映画化。最愛の夫に先立たれた未亡人のヒロインが、亡き夫が遺した10通の手紙を頼りに、生きる気力を取り戻していく姿が描かれる。

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『P.S.アイラヴユー』 -(C) 2007 CUPID DISTRIBUTION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
『P.S.アイラヴユー』 -(C) 2007 CUPID DISTRIBUTION LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 全 3 枚
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アイルランド元首相の娘であるセシリア・アハーンが執筆し、世界各国でベストセラーとなった純愛小説を映画化。最愛の夫に先立たれた未亡人のヒロインが、亡き夫が遺した10通の手紙を頼りに、生きる気力を取り戻していく姿が描かれる。

姿を失ってもなお感じられる夫の愛にただただ涙させられる展開だが、それに説得力を持たせているのはやはりチャーミングなジェラルド・バトラーのキャスティング。人並みに喧嘩はするものの、夫婦間に愛が充満していた生前が映し出される冒頭から、未亡人・ホリーの思い出としてふたりの歴史が挿入されるシーンに至るまで、笑顔全開、優しさ大放出の彼が見られる。

定着しつつあるパワフルでシリアスなイメージから離れ、どこか頼りなげだが懸命さが愛おしいヒロインを演じたヒラリー・スワンクも新境地開拓。娘婿の計画に少々の不健康さを感じつつ、死の悲しみから立ち直ろうとする娘を見守り続ける母(キャシー・ベイツ)のリアルな視線もいい。

余談だが、ホリーの新たな恋の相手として、「スーパーナチュラル」「グレイズ・アナトミー」で世の女性たちを魅了したジェフリー・ディーン・モーガンが出演。魅了されたひとりである、本作の監督リチャード・ラグラヴェネーズの妻と娘のたっての願いで配役された彼の存在が、原作とは異なる味わいをもたらしている。

《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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