【TIFFレポート06】阿部寛主演、いじめ問題に一石を投じる『青い鳥』
いじめによりクラスメイトを自殺未遂に追い込んでしまった中学生と新たに赴任してきた教師の交流を軸に、命の大切さを伝える『青い鳥』。直木賞作家・重松清の同名短編集を映画化した本作が、10月19日(日)、東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」部門にて上映された。主演の阿部寛と中西健二監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。
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いじめによりクラスメイトを自殺未遂に追い込んでしまった中学生と新たに赴任してきた教師の交流を軸に、命の大切さを伝える『青い鳥』。直木賞作家・重松清の同名短編集を映画化した本作が、10月19日(日)、東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」部門にて上映された。主演の阿部寛と中西健二監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。
映画祭初日を飾ったグリーンカーペットでは、共演の本郷奏多と一緒に登場し、多くの歓声を浴びていた阿部さん。本作では、いじめの起きたクラスを温かく、そして時に厳しく見つめる吃音の臨時教師・村内役でシリアスな演技を見せる。この日も映画を観終えた観客からの温かい拍手を受けた阿部さんは、「この作品はいじめという難しいテーマを扱っていますが、重松さんの原作は多くを語らずに人の心の奥底に入って何かを気づかせてくれるものでした。私も撮影を通じていろいろ考えさせられるものがありました」と粛々と挨拶。
本作が監督デビュー作となった中西監督も「たくさんの作品がある中、この映画を選んでいただいてありがとうございます。この作品を観て感じたものがあればそれを大事に持ち帰っていただければ嬉しいです」と観客に語りかけた。
またこの日、本作の主題歌を書き下ろした新鋭の女性シンガー、まきちゃんぐも登場し、阿部さんと監督2人に花束を贈呈した。今年1月のデビューしてすぐに映画主題歌に抜擢されたまきちゃんぐさん。緊張した面持ちで「新人なのに素晴らしい作品に参加できて光栄です。作品を盛り立てられたか分かりませんが、とても嬉しかったです」と喜びを語った。曲の感想を求められた阿部さんは「すごく詞がいいし、この作品のメッセージが伝わってくるような曲。最高のものを作っていただき、本当に感謝しています」と絶賛。中西監督も「実はこの曲は撮影の早い段階から作っていただいたのですが、ふとすると聴いていて、違和感なくスッと心に染み入ってきました。ですので、この映画はどこかこの曲に導かれるように作られていったような気がします。素晴らしい曲をありがとうございました」と感謝の言葉を捧げた。
阿部さんの熱演と命を見つめるストーリー、そして美しいメロディが一体となって胸に響く『青い鳥』。公開は11月29日(土)より新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国にて。
第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
映画祭初日を飾ったグリーンカーペットでは、共演の本郷奏多と一緒に登場し、多くの歓声を浴びていた阿部さん。本作では、いじめの起きたクラスを温かく、そして時に厳しく見つめる吃音の臨時教師・村内役でシリアスな演技を見せる。この日も映画を観終えた観客からの温かい拍手を受けた阿部さんは、「この作品はいじめという難しいテーマを扱っていますが、重松さんの原作は多くを語らずに人の心の奥底に入って何かを気づかせてくれるものでした。私も撮影を通じていろいろ考えさせられるものがありました」と粛々と挨拶。
本作が監督デビュー作となった中西監督も「たくさんの作品がある中、この映画を選んでいただいてありがとうございます。この作品を観て感じたものがあればそれを大事に持ち帰っていただければ嬉しいです」と観客に語りかけた。
またこの日、本作の主題歌を書き下ろした新鋭の女性シンガー、まきちゃんぐも登場し、阿部さんと監督2人に花束を贈呈した。今年1月のデビューしてすぐに映画主題歌に抜擢されたまきちゃんぐさん。緊張した面持ちで「新人なのに素晴らしい作品に参加できて光栄です。作品を盛り立てられたか分かりませんが、とても嬉しかったです」と喜びを語った。曲の感想を求められた阿部さんは「すごく詞がいいし、この作品のメッセージが伝わってくるような曲。最高のものを作っていただき、本当に感謝しています」と絶賛。中西監督も「実はこの曲は撮影の早い段階から作っていただいたのですが、ふとすると聴いていて、違和感なくスッと心に染み入ってきました。ですので、この映画はどこかこの曲に導かれるように作られていったような気がします。素晴らしい曲をありがとうございました」と感謝の言葉を捧げた。
阿部さんの熱演と命を見つめるストーリー、そして美しいメロディが一体となって胸に響く『青い鳥』。公開は11月29日(土)より新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国にて。
第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
《シネマカフェ編集部》
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