小雪、チョン・ジヒョンと“相思相愛”「女優として通じるものがあった」
2000年に劇場公開され、そこで展開される圧倒的な映像世界が各国で高い評価を受けたアニメーション・ムービー『BLOOD THE LAST VAMPIRE』。その後、小説やテレビシリーズ、ゲームなどメディアミックスに発展した本作が遂に実写化! 『ラスト・ブラッド』が5月29日(金)に公開される。これに先駆けて、カリスマ的な魅力を放つ主人公・サヤを演じたチョン・ジヒョンがこのたび来日。4月2日(木)、共演の小雪、プロデューサーのビル・コンと共に本作の完成披露試写会に登壇した。
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『デイジー』以来3年ぶりの来日を果たしたチョン・ジヒョンは、「原作のアニメーションを観て、いつか演じてみたいと思っていた夢が叶いました。みなさんに身近な作品でこうして日本に戻ってこれて嬉しいです」と挨拶。本作では、セーラー服に日本刀というエキセントリックな姿でワイヤーアクションに初めて挑んだが、「これまで女優としてそれほど苦労したことはなかったのですが、今回は肉体的にも精神的にもつらくて二度とアクションをしたくないと思うくらい、死ぬほどの苦労をしました」と撮影の苦労を語るや、久しぶりに制服に腕を通した感想は「若返ったような気持ちになれて嬉しかった」と照れながら話した。また、以前から小雪さんの大ファンだったと明かすチョン・ジヒョン。「『ラストサムライ』を観て、アジアにこんな素晴らしい女優がいたんだと驚き、現場でご一緒できる日を指折り数えてました。大スターであるにもかかわらず、本当に率直な方で通じ合う部分もあり、本当にいい友人になることができました。また女性が共感できるような作品でぜひ共演したいです」と希望を口にし、2人の競演シーンに自信のほどをうかがわせた。
2001年に原作と出会ったというビル・コン氏は、「初めて観たときは本当に圧倒されてぜひ映像化したいと思い、8年間、この日を夢見ていました。今回、このアイディアが生まれた日本で初めて公開されて大変誇りに思っています」と感謝を述べた。
サヤの宿敵・オニゲンで悪役を演じた小雪さんも、この国境を超えた共演について「今回、悪い役を悪く演じるよりも、サヤの妖艶さや美しさをどう見せるかを常に念頭に置いて演じました。彼女は愛らしいだけでなく、本当に努力家で、果敢にアクションにトライするところに心を打たれました。また健康に気を遣う点など、女優として通じるものがあったので、本当に有意義な時間を過ごせました」と語り、チョン・ジヒョンとの“相思相愛”をアピール。今年だけで4本もの公開作が控える小雪さんだが、アクションに挑むのはチョン・ジヒョンと同様に、本作が初めて。撮影をふり返り、「アクションは心技一体にならないと出来ないもの。切り詰めた中で一つのお芝居としてアクションを演じていくのがいかに大変かということを痛感しました。そういう意味で、彼女のポテンシャルの高さに尊敬の念を感じましたし、彼女以外、サヤ役は考えられないと思います」と称賛の言葉を贈った。
美しき2人の対決アクションに期待が集まる『ラスト・ブラッド』は5月29日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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