デヴィッド・キャラダインがバンコクのホテルで死去。自殺の可能性も
『キル・ビル』でユマ・サーマン演じるヒロインの宿敵・ビルを演じたデヴィッド・キャラダインが3日、映画の撮影のため滞在していたタイのバンコク市内のホテルで、遺体で発見された。享年72。
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マネージャーのチャック・バインダー氏はFox Newsの取材に対して、キャラダインは「ホテルの自室で亡くなっているのを撮影中の作品のプロデューサーによって発見された」と話しているが、タイ警察からの情報としてBBCが報じている内容はかなり違うもの。発見者はホテルのメイドで、キャラダインは自室のクローゼットの中で首や体にロープが巻かれた状態で、自殺の可能性が高いといわれている。
タイの米国大使館はキャラダイン死去の事実を認めたが、死因についてはまだ確定していないとコメントしている。キャラダインは映画『Stretch』(原題)の撮影のため、1週間ほど前からバンコクに滞在していた。
父・ジョンや異母弟のキース、ロバートも俳優という芸能一家に生まれたキャラダインは70年代にTVシリーズ「燃えよ! カンフー」に主演して人気を博し、武術や東洋哲学にも造詣が深かった。70歳を過ぎても精力的に仕事を続けていた彼の身に何が起きたのか。いまはただ、ご冥福をお祈りいたします。
『キル・ビル』のタランティーノ監督と撮影に応じるデヴィッド・キャラダイン。2004年のカンヌ国際映画祭にて。
-(C) Reuters/AFLO
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