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『2012』インタビュー エメリッヒが「この映画の良心」と称した地質学者の素顔

『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督の最新作『2012』はマヤ文明の予言にある2012年の世界滅亡を驚異的な技術で映像化した大作。『キンキーブーツ』、『トゥモロー・ワールド』などで幅広い活躍を見せる英国の実力派、キウェテル・イジョフォーは地球滅亡の予兆にいち早く気づく地質学者・エイドリアンを演じている。

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『2012』 キウェテル・イジョフォー
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『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督の最新作『2012』はマヤ文明の予言にある2012年の世界滅亡を驚異的な技術で映像化した大作。『キンキーブーツ』、『トゥモロー・ワールド』などで幅広い活躍を見せる英国の実力派、キウェテル・イジョフォーは地球滅亡の予兆にいち早く気づく地質学者・エイドリアンを演じている。

「誰も見たことのない映像がある」

災害やパニックを描く作品は作り尽くされた感もあるが、イジョフォーは「ここには誰も見たことのない映像がある」と自信をのぞかせる。
「ローランドはこのジャンルにおける第一人者。その彼がいままで以上のスケールに挑んでいるんだ。加えて、キャラクターが魅力的で、しっかりしたドラマがある。人間の持つ希望や恐怖、倫理が描かれている。地球を大切に、というエコロジカルな視点にも触れる作品になったと思う」。

VFXを多用するため、撮影現場ではグリーンスクリーンに囲まれて演じていたが、「僕は舞台出身だから、想像力を使って演じるという点で違和感はなかった。舞台では、細い枝2本を置いて森と設定する場合もあるからね。ローランドがとても説明上手なのにも助けられた。ただ、完成した映像は僕の想像をはるかに越える壮大さで、本当に驚かされた」。

エメリッヒにとって、この映画は“ラブ・アフェア”?

一見、温和な印象のエメリッヒについて、「とてもナイスガイで穏やかな人。超大作のトップに立つ姿は意外でもあるんだけど、素晴らしいアイディアも経験も豊富で、気持ちよく一緒に働ける」と語る。
「そういえば、なぜディザスター・ムービーばかり撮るのかと尋ねたら、彼は『これはラブ・アフェアなんだよ』と笑っていたよ」。

エメリッヒが「この映画の良心」と評したエイドリアンだが、イジョフォー自身はストーリーが進む中で彼が下す決断について、「賛否両論、分かれるところだと思う」と言う。「僕は彼の行動は正しいと思うけど。もし僕自身がこういう事態に直面したら、やはり本能や勘に頼ると思うね」。



ローランド・エメリッヒ インタビュー
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/interview/2009/08/6491/

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《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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