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シネマカフェ的海外ドラマvol.173 ヴァンパイア三番勝負! 最終回

『トワイライト』vs「トゥルーブラッド」、三番勝負の最後は“ラブ”対決! 両作品で繰り広げられる禁断の恋に隅々まで迫っていきます。

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「トゥルーブラッド」 -(C)Album/AFLO
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『トワイライト』vs「トゥルーブラッド」、三番勝負の最後は“ラブ”対決! 両作品で繰り広げられる禁断の恋に隅々まで迫っていきます。

人間の女性と美形ヴァンパイアの恋が展開しているのはどちらも同じですが、前回も触れましたように、『トワイライト』シリーズのベラ&エドワードに比べ、「トゥルーブラッド」のスーキー&ビルの方が恋愛描写に大人の迫力あり。というのは、「エロスも暴力も真っ向から描いちゃいます!」という姿勢でおなじみの米ケーブル局HBOが「トゥルーブラッド」の放送局だからでもあります。しかしながら、『トワイライト』のベラ&エドワードもシリーズを重ねるにつれ、その恋は徐々に大人モード突入。第3作『エクリプス/トワイライト・サーガ』では未だロマンティックなキスどまりのふたりですが、最終章となる第4作では…。フフフな展開が待ち受けています。

そんな中、人間とヴァンパイアの恋の鍵を握るのは、ずばりヒロインの根性。禁断の関係に身を置きながら、どれだけ相手への想いを貫けるか、どれだけ恋に気合いを入れられるかにかかっています。その点、『トワイライト』のベラは「私を噛んで! ヴァンパイアにして!」が口癖ですから、もちろん合格。ベラ自身、とてもよい香りのする血の持ち主で、なぜかヴァンパイアの特殊能力が及ばない存在であるという“特殊性”も高ポイントです。“特殊性”という点で言えばスーキーも同様で、彼女には人間の心を読める特殊能力が。その能力ゆえ、普通の生活を送ることがままならないスーキーが、心を読めないヴァンパイアのビルと出会い、何のしがらみもなく自分自身をさらけ出すようになり、ビルに向かってぐいぐい突き進んでいく…という展開にスーキーと根性と気合いが感じられます。ただし、常にラブラブしてばかりいられないのが恋の恋たる所以で、『トワイライト』にはマッチョでキュートなオオカミ男のジェイコブ、「トゥルーブラッド」にはビルよりもイケメン!? なヴァンパイアのエリックという恋のライバルが…。両カップルの愛が試されていきます。

ちなみに、ベラ役のクリステン・スチュワートとスーキー役のアンナ・パキンには共通点が多く、ふたりとも子役時代に高い評価を受け、なおかつ若手女優へと上手くシフトした身。クリステンはジョディ・フォスターの娘を演じた『パニック・ルーム』で、アンナはアカデミー賞助演女優賞を受賞した『ピアノ・レッスン』で鮮烈な印象を残しました。さらに、クリステンとエドワード役ロバート・パティンソンの熱愛はいまや周知のところですが、アンナとビル役スティーヴン・モイヤーも「トゥルーブラッド」での共演をきっかけに結婚!

現実でも、作品世界でも、ラブ対決は両者ラブラブで引き分け…といったところでしょうか。



「トゥルーブラッド」
毎週月曜22:00〜ほか、LaLa TVにて放送中

番組公式サイト:http://lala.tv/programs/trueblood/

《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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