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『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化

「モーニング」(講談社刊)に連載中で、昨年、一昨年と「マンガ大賞」で2位に入った人気漫画「宇宙兄弟」が、小栗旬、岡田将生という人気俳優をキャストに迎え、映画化されることが先週の誌上にて発表された。その少し前には、「宇宙兄弟」を抑えて昨年「マンガ大賞」に輝いた「テルマエ・ロマエ」(著者:ヤマザキマリ)の実写映画化が発表されたばかり。人気漫画、特にいまだ雑誌にて連載が続いている作品の映画化が、今年も続々と決まっている。

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小栗旬と岡田将生で実写化されることになった「宇宙兄弟」
小栗旬と岡田将生で実写化されることになった「宇宙兄弟」 全 1 枚
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「モーニング」(講談社刊)に連載中で、昨年、一昨年と「マンガ大賞」で2位に入った人気漫画「宇宙兄弟」が、小栗旬、岡田将生という人気俳優をキャストに迎え、映画化されることが先週の誌上にて発表された。その少し前には、「宇宙兄弟」を抑えて昨年「マンガ大賞」に輝いた「テルマエ・ロマエ」(著者:ヤマザキマリ)の実写映画化が発表されたばかり。人気漫画、特にいまだ雑誌にて連載が続いている作品の映画化が、今年も続々と決まっている。

「宇宙兄弟」は小山宙哉により2008年に連載が開始され、これまでに13巻を刊行し、発行部数はおよそ270万部を誇る。物語の軸となるのはタイトル通り一組の兄弟。自動車設計会社をリストラされ、突如、宇宙飛行士を目指し始めた天然パーマが特徴の兄・六太(むった)とすでに正式に宇宙飛行士として活躍する弟・日々人(ひびと)。幼いころにUFOに遭遇したことから、宇宙飛行士になると誓い合った2人の挑戦が、綿密な取材に基づいて壮大に描かれている。六太を小栗さんが、日々人を岡田さんが演じ、2012年の春に公開される。公式Twitterでのつぶやきによると、監督は『ひゃくはち』の俊英・森義隆が務める模様。すでに原作ファンから多くの要望や質問がツイートされているが、2人以外のキャラクターをだれが務めるのか? などなど今後の発表が待たれるところ。

『テルマエ・ロマエ』は、ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウスが現代の日本と古代ローマをタイムワープで行き来し、日本の風呂文化にカルチャーショックを受けるという、ユニークな発想で描かれるギャグ漫画。今回、アニメ化ではなく、何と“実写化”ということが大きなポイント。様々な俳優の名前がうわさされているがいまだ詳細は謎のままで、こちらも今後の展開に期待! 

昨年のマンガ大賞の1位、2位作品が揃って映画化となったが、大賞はもちろんのこと、上位入賞作は間違いなくヒットすると言われ、大きな影響力を持つマンガ大賞。当然のことながら、これらの上質な作品を映画会社が放っておくはずがない。第1回(2008年)のマンガ大賞を受賞した「岳 みんなの山」(著者:石塚真一)も『岳 -ガク-』として、『宇宙兄弟』と同じく小栗さん主演で映画化され、まもなく公開される。大賞受賞作以外でも「とめはねっ!鈴里高校書道部」(2008年8位/2010年にNHKでドラマ化)、『君に届け』(2008年5位/昨年映画化)、『大奥』(2008年6位/昨年映画化)に続き、昨年、森山未來主演でドラマ化され人気を呼んだ「モテキ」も、映画化されることが先日、発表された。

ちなみに、『宇宙兄弟』『テルマエ・ロマエ』もいまだ連載が続いている作品。こうした連載中の作品を原作で結末を迎える前に映画化されるというのも最近、特に顕著な傾向と言えるかも。先述の『君に届け』『大奥』も連載が続いている。そもそも、マンガ大賞の候補作の条件は前年に刊行された漫画で最新刊が8巻以内の作品。そう考えるといまだ連載中の作品が多いのは当然と言えるのだが…。原作の初期の部分や特に人気の高い部分をピックアップして映像化したり、映画オリジナルの結末を描くといった形で映画化が進められることが多い。「ヤングジャンプ」(集英社刊)に連載中の「GANTZ」(著者:奥浩哉)も、2部作で映画化されたが、まもなく公開となる完結編の『GANTZ PERFECT ANSWER』では、文字通り映画オリジナルの“答え”が示されることに。

一方で、映像技術の発達、時代の巡りあわせなどいろいろな理由が考えられるが、かつて時代を築いた伝説ともいえる名作漫画を映画化するという動きも目立つ。「宇宙戦艦ヤマト」を壮大なスケールで実写化した『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『あしたのジョー』などはその典型と言える。最近では、1969年〜79年に「週刊少年キング」(少年画報社刊)で連載された伝説的漫画「ワイルド7」が瑛太を主演に迎え、設定を現代に変更して映画化されることが発表された。

賛否は様々なれど、人気漫画の映画化という形式が、現在の邦画を支えると言っても過言ではなく、この大きな流れは今後も衰えることはなさそう。先日、2011年のマンガ大賞に羽海野チカの「3月のライオン」(ヤングアニマル/白泉社刊)が受賞したが、羽海野作品では前作「ハチミツとクローバー」はすでに映画化、ドラマ化、アニメ化済み! 映像化を巡る争奪戦はすでに水面下で始まっているのかも…?

『宇宙兄弟』は2012年春、公開、『岳 -ガク-』は5月7日(土)より全国東宝系にて公開、『GANTZ PERFECT ANSWER』は4月23日(土)より全国東宝系にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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