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カンヌ国際映画祭で、禁固刑のパナヒ監督らの新作上映が決定

11日から開催される第64回カンヌ国際映画祭において、イラン改革派支持を理由に禁固刑を言い渡された同国のジャファル・パナヒ監督とモハマド・ラスロフ監督の新作が公式上映されることが決定した。

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ジュリエット・ビノシュ -(C) Reuters/AFLO
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11日から開催される第64回カンヌ国際映画祭において、イラン改革派支持を理由に禁固刑を言い渡された同国のジャファル・パナヒ監督とモハマド・ラスロフ監督の新作が公式上映されることが決定した。

7日の映画祭事務局の発表によると、両監督の作品はコンペティション部門ではなく、「ある視点」部門に追加ノミネートされた。パナヒ監督は自身の法廷闘争を描いた『In Film Nist』(原題。英題は『This Is Not a Film』)、ラスロフ監督の『Be Omid e Didar』(原題。英題は『Good Bye』)は国外に出ようとビザ取得に奔走するテヘランの弁護士を描く。両作とも半ばゲリラ的に製作され、数日前に映画祭事務局に届けられた。

パナヒとラスロフらは昨年12月、反政府集会への参加やプロパガンダ活動を理由に禁錮6年、映画制作を20年間禁止、という判決を受けた。作品は20日に上映を予定している。



写真は昨年、禁固刑の判決を受けカンヌ国際映画祭に出席できなかったパナピ監督について、ジュリエット・ビノシュが名前を読み上げ言及した。

© Reuters/AFLO

特集「第64回カンヌ国際映画祭」
http://www.cinemacafe.net/fes/cannes2011/

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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