クローネンバーグ息子が衝撃の監督デビュー! 父・デヴィッドのミューズも出演
『裸のランチ』、『イースタン・プロミス』などで知られる映画界の鬼才デヴィッド・クローネンバーグ。彼の長男であるブランドン・クローネンバーグの初長編監督作…
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近未来、セレブリティのウイルスをマニアに注射するクリニックの若き注射技師・シドは、希少価値の高いウイルスを外部に持ち出し、闇マーケットに横流しするという違法行為に手を染めていた。ある日、究極の美の持ち主・ハンナが原因不明の重病に冒されて突然死亡。その直前、ハンナから直接採取したウイルスを自らの肉体に注射していたシドも、異様な幻覚症状に見舞われる。ハンナを死に至らしめた特殊なウイルスの唯一の宿主となったシドは、何者かに追われ始める。そしてウイルスをめぐる巨大な陰謀の真相究明に乗り出すのだが…。
クローネンバーグのDNAを受け継いだ息子・ブランドンによる長編デビュー作で主人公・シドを演じるのは『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の若き美形俳優ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。さらに興味深いことに『コズモポリス』、『危険なメソッド』に連続出演し、クローネンバーグ映画の新たなミューズとなった若手女優、サラ・ガドンが本作にも出演しているのだ。加えて『時計じかけのオレンジ』で知られる伝説のカリスマ怪優マルコム・マクダウェルも出演。そして映画の中に使われている女優の大きなスチールは、写真家でもあるクローネンバーグの娘・ケイトリンが撮影しているという。
どうやらクローネンバーグ一家は、揃いも揃って生粋の芸術肌の持ち主のよう。クローネンバーグの“血”を受け継いだ新たな才能の衝撃的な監督デビューを見逃すわけにはいかない。
『アンチヴァイラル』は5月25日(土)より渋谷シネマライズにて公開。
(C) 2012 Rhombus Media(Antiviral)Inc.
(C) Getty Images
《シネマカフェ編集部》
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