【雅子ブログ】都市の映画、パリ、ローマ
今日はウディ・アレン最新作『ローマでアモーレ』のマスコミ試写へ。年老いて尚どんどん軽やかになるアレン映画。もうサイコーでした。
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さて、先週はアンスティチュ・フランセ東京での特集【都市の映画、パリの映画史】を。私の都合と上映スケジュールを確認しつつ、ずっと以前から観たかった、けれどなかなか観るチャンスに恵まれなかったジャン・ユスターシュ監督の『ママと娼婦』('73)と、カンヌグランプリ後、2011年に日本でも公開された『神々と男たち』が記憶に新しいグザヴィエ・ボーヴォワ監督の『若き警官』('04)の2本を鑑賞しました。前者が220分、後者が110分。合わせて330分という長い時間、昼前から夕方までのひとときを、フランス映画に捧げました(笑)。
特に1本目は平日の11時30分~。にもかかわらず、大勢の人(仏文の学生たち?)で溢れていて嬉しい驚きでした。良いことですね。というか、20代でこの作品を知るなんて羨ましい。美しく鬱屈しそうなモノクロの映像と室内のシーン、意味がありそうでなさそうな不愉快な会話、そして若きジャン=ピエール・レオー。それにしても、登場人物は全員がタバコを煙らせている。朝起きた瞬間から眠るまでひたすらモクモク、モクモク…。なんてところも目に入っちゃったけれど、肝心の都市、パリという点では、風景を見せずとも70年代のパリを表現している素晴らしい映画。
1Fのプチカフェでカプチーノとプチガトーで少しの休憩を挟んで、2本目。主演はナタリー・バイ。この『若き警官』はボーヴォワの長編4作目だそう。パリの警察署の日常を鮮明に描き、男社会の中で感情を抑制しながら務めるナタリー・バイのナチュラルな美しさと演技が光る作品です。若手から中堅まで俳優陣もいい。
ところで、今年も6月に開催されるフランス映画祭の団長(団長制度がまた復活)に、ナタリー・バイが決定して来日がしています。楽しみですね。
《text:Masako》
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