新星・三吉彩花の初々しい挨拶に、“パパ”小林薫が助け舟?
『グッモーエビアン!』の好演で、第67回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を見事受賞した新星・三吉彩花の初主演作『旅立ちの島唄~十五の春~』。4月27日(土)からの沖縄・桜坂劇場での先行公開に先駆け、沖縄は那覇にて…
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“絶海の孤島”と言われる沖縄本島から東へ360キロ離れた、高校がない南大東島を舞台に、もうすぐ中学卒業を迎えてしまう島の少女・優奈(三吉さん)の姿を通して、家族であることの難しさ、と温かさを描き出した本作。
この日、満員となった客席を前に登壇した三吉さんは「すごく沖縄が好きで、撮影のときは食べ物も景色も本当に楽しませてもらいました。沖縄の方言で演じるのは難しかったですが、実はまだ方言が抜けないんですよ(笑)! 今日も周りの方が話しているのを聞いていると、だんだん自分にうつってしまって、いつの間にか方言で喋ってるんです(笑)」と恥ずかしそうに挨拶するも、そのあまりの見事な沖縄弁に客席からは大喝采が。
さらに、初主演にして小林薫と大竹しのぶと共演を果たしたことについては、「初めての主演と聞いたときは、このおふたりを前に私に主役が務まるのか…って不安もありました。三線も島唄もゼロからだったので、不安が多かったんですが、撮影現場がとても温かくて何とか乗り越えられました」と撮影当初を笑顔でふり返った。
そんな初々しい三吉さんの緊張を見越してか、“父”小林さんは、MCからの「家族とは?」という質問に「難しくないですか(笑)?」と返し笑いを誘うなどリラックスした雰囲気を作り、“親心”をちらちらと覗かせる。
しかし、本作を語る中で「家族の数だけ家族のありようがあると思うけど、東京や沖縄本島では当たり前になっていることも、15歳で子どもが旅立つ南大東島だからこそ、ふと気づくことがある。親の目線から見て、改めて“大きくなったなぁ”という感慨があり、そういうある意味での儀式も、いい家族の在り様なんだなと、いまは感じるようになりました」と真摯に語り、遠く離れた沖縄でも名優たる所以を見せつけていた。
シークレット・ゲストとして登場した「BEGIN」が最後に登場し、本作の主題歌「春にゴンドラ」をサプライズ・プレゼント。さらに、南大東育ちの5人娘からなるユニット「ボロジノ娘」をステージに呼び、なんと「BEGIN」の代表曲「島人ぬ宝」をコラボ・パフォーマンスを披露。この贅沢なサプライズに、観客だけでなく客席で聴いていた監督、キャストも大感動の様子だった。
『旅立ちの島唄~十五の春~』は4月27日(土)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開、5月18日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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