【カンヌ国際映画祭】ティルダ・ウィンストン&ジム・ジャームッシュの奇抜さに会場釘付け
カンヌ映画祭11日目となる5月25日・夜(現地時間)、「コンペティション部門」の最後の作品となるジム・ジャームッシュ監督の『Only Lovers Left Alive』(原題)が上映され、満員の観客を大いに沸かせた。
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映画はトム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンが現代に生きるヴァンパイアのカップル、アダムとイブを演じるダークかつユーモアにあふれた、詩的なファンタジー作品だ。
公式会見でジャームッシュ監督は、「7年くらい前からこのストーリーは考えていて、ティルダに相談していたんだ。なかなか資金が集まらずにいたが、ティルダは絶対にこれは映画にすべきと粘ってくれた。そのうちに、ヴァンパイア映画のブームが起きてしまった」と、最近のブーム以前からの案だと強調した。
「ハリウッドはゾンビの中心地よ」などの台詞や、イブの偽名が『華麗なるギャツビー』のヒロインと同じ“デイジー・ブッキャナン”であったり、アダムが自宅録音に凝っているミュージシャンだったりと、ジャームッシュらしさにあふれた作品に仕上がっており、批評家からの評価も高かったが、「パルムドール」は惜しくもアブデラティフ・ケシシュ監督の『アデルの人生』に奪われてしまった。
しかし、ジャームッシュ組はそのビジュアルにおいては、カンヌの注目度は最も高かった様子。ジャームッシュ監督は銀髪、ティルダは金髪&トサカ・ヘアに「ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)」のゴールドのルーズな上下で登場し、集まった観客の視線を釘付けにしていた。
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