綾野剛×石井岳龍ワールドはミステリアス?『シャニダールの花』アンケート結果発表
『生きてるものはいないのか』の奇才石井岳龍監督が、人気絶頂の綾野剛と若手実力派No.1の呼び声高い黒木華を主演に迎えた…
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選ばれた女性の皮膚に植物が芽吹き、やがて美しい花を咲かせる不思議な現象から生まれ、新薬開発のために高値で取り引きされる「シャニダールの花」の成長をケアする特殊施設を舞台に、植物学者と新人アシスタントが、花の提供者と触れ合いながら生命の根源を見つめ直していく姿を描く。
まず、満足度を聞いてみると、「満足」したという評価をしたのは70%以上。作品を鑑賞し終えた観客からは「“静”の部分が妖しげな雰囲気を放っていて、ミステリアスでした」、「話の展開が予想できずに話に引き込まれた」など、石井監督が描く不思議な世界観に引き込まれた人が多かったよう。
また、「周りの意見と大切な人を守りたいという気持ちを理解できる」(30代・女性)、「響子に対する大瀧の必死な気持ちにキュンキュンした」(20代・女性)など綾野さん扮する大瀧に感情移入したという声も多数寄せられた。
また、劇中でも印象が強く残る“鼻キス”(鼻と鼻でキス)シーンを見てどう思ったか? という問いに対して「普通のキスよりも誠実で友情や信頼を大切にしている感じで強い結びつきを感じた」(20代・女性)「口と口ではないところが、より色気を感じた」(20代・女性)と胸キュンポイントも高かったようだ。
さらに今回の試写会では、上映終了後に石井監督を招いてのトークショーを実施。7年もの歳月をかけて温め続けてきた本作について「前から“花”についての映画を作りたかったんだけど企画が上手くいかなくて、困っているときに(『シャニダールの花』の)話がきて、これは絶対作りたいと思った。でもここからも途中で制作会社が倒産してしまったり、紆余曲折しまして…やっとできた作品なんです」と苦心の末に完成した作品であることを明かした。
キャスティングについては「不思議な世界観を持った方を探していて、最終的に綾野くん、黒木さんに決まったんですけど、2人がとても忙しくて…(笑)。でも、それぞれが持っている静かで激しい感情のアンサンブルや、表情をじっくり撮れて非常に満足してます」と自身が想い描いた世界観を存分に表現できたと満足そうな表情を浮かべた。
最後に、映画公開記念として日仏フレグランス文化財団の代表理事・地引由美の協力のもと、綾野さん、黒木さん、石井監督の3人が本作のイメージして作ったオリジナル香水を会場で初お披露目。地引さんから来場者に“シャニダールの花”をあしらった特製の試香紙がプレゼントされ、香りや感触をと常々大事にしているという石井監督も「普段は付けないけど、これは劇場で買います!」と語り、会場は笑いと華やかな香りに包まれながら幕を閉じた。
『シャニダールの花』は、7月20日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。オリジナル香水は、一部上映劇場にて数量限定で販売される。
《シネマカフェ編集部》
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