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岡田准一、『永遠の0』での零戦搭乗員役に「眠れぬ夜あった」とプレッシャー告白

岡田准一(V6)主演で百田尚樹の同名ベストセラーを映画化した『永遠の0(ゼロ)』の完成報告記者会見が、7月22日(月)に行われ、岡田さん、百田さんに共演の三浦春馬、井上真央、監督の山崎貴が出席した。

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井上真央&山崎貴監督/『永遠の0(ゼロ)』完成報告記者会見
井上真央&山崎貴監督/『永遠の0(ゼロ)』完成報告記者会見 全 8 枚
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岡田准一(V6)主演で百田尚樹の同名ベストセラーを映画化した『永遠の0(ゼロ)』の完成報告記者会見が、7月22日(月)に行われ、岡田さん、百田さんに共演の三浦春馬、井上真央、監督の山崎貴が出席した。

「海賊とよばれた男」で本屋大賞を受賞した百田さんのデビュー小説を、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎監督が映画化。現代を生きる青年が、誰よりも「生きて帰りたい」と願いながらも戦場に赴き、いまの自分と同じ年で特攻に散った祖父の人生について調べ上げていくさま、60年の時を超えて明かされる深い“愛”を壮大なスケールで描き出す。

天才飛行機乗りでありながら、“帝国海軍一の臆病者”と称された宮部久蔵を演じた岡田さん。宮部を「人の人生のために生きる大きな愛を持った人物」と評し、「重い役であり、眠れない夜、考える日々があったしプレッシャーも感じた」と役を引き受ける上での苦悩を明かした。軍人を演じる上で当然、頭を丸めなければいけなかったが、「この役をやらせていただけるなら」と岡田さん自身は全く気にしなかったようで、「“気合いの表れ”と書いていただければ(笑)」と集まった報道陣に“注文”し笑いを誘った。

原作者の百田さんはこれまで幾度も本作の映画化、ドラマ化の話を断ってきたそうだが、今回の山崎監督による脚本を見て映画化を承諾したという。完成した作品を観て「気がついたらボロボロ涙が出ていた」そうで、「隣りに岡田くんがいたんですが、『始まってすぐに泣いてらっしゃいました』と言われました(笑)」と照れくさそうに明かす。

岡田さんは「百田さんがいて集中して観れなかった(苦笑)」と語りつつも、その号泣ぶりを見て「安心しました」とホッとした表情を見せた。

三浦さんは、祖父・宮部久蔵について調べていく青年・健太郎を演じたが「この作品に出会って、役者として成長できたと思います」と手応えを口にする。また本作をきっかけに、もしかしたら戦闘機乗りになっていたかもしれなかったという自身の祖父についても知ることができたと告白。

撮影では、自身の出演シーンがないにもかかわらず「少しでも役が膨らむのではないかと思った」と岡田さんの撮影現場にも足を運んだそうで、役柄・作品に対する真摯で強い思いを伺わせた。

井上さんは久蔵の妻を演じたが、大変だったシーンとして久蔵が束の間、家に帰ってきて共に過ごしたシーンを挙げる。決して長いシーンではなく、また岡田さんとゆっくりと言葉を交わす時間もなかったそうだが、2人の距離を縮めてくれたのが娘の清子役の赤ちゃん!

「監督の『よーい!』で泣き出してなかなか笑顔を見せてくれないので、いかに泣かせずに笑顔を見せるかで、心が一つになりました」と述懐。岡田さんも「そんなに話す時間はなかったけど、(赤ちゃんを)あやすことで役作りになりましたね」と楽しそうにふり返っていた。

メガホンを握った山崎監督は「一度、戦争というものに取り組んでみたかった」と語り、「襟を正して真面目に取り組んだ」と真剣な表情。零戦や空母「赤城」などが監督の代名詞とも言える緻密なVFXで再現されているが、「特にCGのハードルが高い作品だった。CGが作り物っぽいとそれは失礼でもあるし、(役者の)仕事を台無しにしてしまうので。時に厳しいことも言いましたが、スタッフはいい仕事をしてくれたと思います」と満足そうに頷いた。

『永遠の0』は12月21日(土)より全国東宝系にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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