三浦春馬、故・夏八木勲との共演を述懐 「言葉にならない思いを感じた」
俳優の三浦春馬が7月22日(月)に開催された『永遠の0(ゼロ)』の完成報告会見で、本作に出演し、今年5月に逝去した夏八木勲との共演について語った。
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百田尚樹のデビュー小説を原作にした本作で、三浦さんは特攻で命を落とした祖父・宮部久蔵について調べる青年・健太郎を演じている。夏八木さんは戦後に宮部の未亡人・松乃と再婚した、健太郎とは血の繋がりのない祖父・賢一郎を演じており、健太郎に宮部について調べるように勧める重要な役どころを演じている。
三浦さんは「素晴らしい時間を過ごさせていただきました」と夏八木さんとの共演を述懐。撮影は昨年の6月から夏にかけて行われており、このときすでに夏八木さんの身体は病魔に冒されていたと思われるが、「現場ではパワフルな印象で、体調が悪い素振りなどは全く見せずに気丈にふるまってらっしゃった。病気だとは全く気付かなかったです。芝居についてだけでなく、健康法などを語ってくださり、優しかったです」と現場での様子を明かした。
完成した映画を観て、「一つ一つのセリフに、言葉にならない思いを感じた」と三浦さん。「観終わって、空に向けて『夏八木さん、あのときはどんな気持ちだったんですか?』と感謝を込めて(思いを)放ちました」と語った。
夏八木さんの出演作は今年だけでも6本の映画が公開されることになっており、『脳男』『ひまわりと子犬の7日間』『サンゴレンジャー』はすでに公開。実在の官僚で政治家の関屋貞三郎を演じた『終戦のエンペラー』がまもなく7月27日(金)に公開となるのに加え、カンヌ国際映画祭に出品された福山雅治主演の『そして父になる』は9月28日(土)公開。本作『永遠の0(ゼロ)』は12月21日(土)の公開で最後の公開作品となる。
《シネマカフェ編集部》
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